ドキドキいっぱいの小学校一年生の入学式。隣の席の子はまだ来ていなく、机にある名前を見ると男の子だったので、嫌だなと思っていました。
後から来たその子を緊張のせいか、太陽の光のせいかうまく見ることができなくて、一瞬見えたその子はキラキラ輝いていて、かっこよくて。きっとその瞬間から恋に落ちてしまったのかもしれません。
それからすぐに仲良くなりました。自分の気持ちを自覚した頃にはもう止められませんでした。でもアプローチとかうまくわからなくて、ふざけあうので精一杯でした。
小5の頃再び隣の席になりました。それだけでもとっても嬉しかったのに、わたしの友達が彼に聞いたんです。
「しょうきって好きな人いないの?」
彼はボソッと何か言ったけどわたしは聞きたくないのとドキドキで何も聞き取れませんでした。
その日のお昼時間、彼が急に言ってきたんです。
「俺、お前のこと好きなんだ。お前は?」
突然のことすぎて、一瞬時間が止まりました。何が起こってるの?でも、彼のまっすぐな目を見て、夢じゃないと思って、嬉しくて、、
「・・・」
ドキドキのあまり声を出せず、黙って彼のことを指さしました。
「マジか…!」
嬉しそうに笑う彼。周りの友達から、「どしたん?お前ら」と言われたけど、「なんでもないよ」とお互い顔真っ赤にして言ってました。
後から聞くと、私の気持ちを知っていた友達が、彼も私のことを気にかけていると聞いて、告ってみれば?とアシストしてくれたそうです。
小学生の子どもの恋愛かもしれない。けど今思うと、とっても甘酸っぱい可愛らしい思い出です。
written by なーこ
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