これは僕、立花義之と愛妻の里奈の恋人時代の、年末年始の話しです。
※名前は仮名です。
職場の後輩で部下でもある里奈と、周囲に秘密で職場恋愛をして付き合い始めて半年が過ぎ、時は年末年始。
里奈「それじゃあ、お邪魔しま〜す♡」
大みそか、彼女がお泊まりデートのために我が家へやって来ました♪
DVDで映画を観たり、一緒にお風呂に入ったり(控えめでシャイな里奈、恥ずかしそうだったけどw)、ワインを飲みながらのんびりおしゃべりしたり、手を繋いで一緒に寝たり…。
楽しく、幸せなひとときです♡
僕「里奈、新年明けましておめでとう!今年もよろしく(^^)」
里奈「明けましておめでとうございます☆憧れの義之さんとこうやって新年を迎えられるなんて私、夢のようです(^^)」
新年を里奈と迎え、僕たちは元日、初詣に行く約束をしていました。
そして出掛けるために着替えやヘアセット。
僕の方が先に終わり、彼女をのんびり待つ事に。
里奈「お待たせしました☆遅くなってゴメンなさいm(_ _)m」
僕「大丈夫、まだ時間に余裕があるから…。って、それ…!」
里奈「はい、振袖着てみました…」
どうやら彼女は初詣のために、自宅から振袖を持って来たらしい。
母親に教えてもらい、着付けはひとりでも出来るとの事。
里奈「どっ、どうでしょうか…⁉」
僕「すごく似合ってる。きれいだよ」
「めっちゃかわいいし、きれい過ぎて、正直ドキドキしてヤバいかも…」
里奈「そんな、恥ずかしい…。で、でも嬉しいです」
「ありがとうございます…♡」
不意討ちでこのきれいな振袖姿。
そして、可愛らしいはにかんだ笑顔。
これは反則だよ…。
恋人つなぎをして、電車に乗って向かった先は…。
ちなみに何処へ行くかは、里奈には秘密にしてあります。
里奈「あっ、ここって…!」
僕「そういう事っ♪」
僕たちの目の前にはどこかで見たことがあるような階段が。
そう、ここは大みそかにふたりで観た映画の感動のラストシーンの舞台となった階段。
ファンにはおなじみの"聖地"。
階段を登ってすぐ右に小さな神社があります。
里奈はその映画(君の名は。)と監督さん(新海誠監督)の大ファンなので、初詣はここに行こうと密かに決めてました(^^)v
予想通り、いや予想以上に喜んでいる里奈♬
(里奈ともっと仲良く、そして近い将来結婚できますように…!)
僕はお賽銭を投げ入れ、そして強く願う。
映画では様々な試練や時のすれ違いを乗り越え、主役のふたりが奇跡の再会を果たし、結ばれた場所。
だから、願いはきっと叶う。
そう思えました。
僕「何をお願いしてたの?」
里奈「えっ⁉ヒ、ヒミツですw」
頬を赤く染めながらはにかんだ笑顔で、彼女は僕の質問には答えなかったけど、この笑顔はきっと僕と同じなんだと直感しました。
幸せだなぁ…。
里奈、これからもよろしく(^^)
〜END〜
written by TAKI
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大好きな愛妻とのエピソード、あと学生時代の思い出話しも書いてます。