私には中学から同じ吹奏楽部の○○ちゃん(名前は決めて下さい!)という友達がいました。
彼女を意識し始めたのは高校生になってから。
○○ちゃんは学年トップの成績で優等生。そして「好き」とか「親友」とかそういう発言はあまりしない、クールな子でした。
○○ちゃんと仲良くなったキッカケは部活の帰り道。たまたま同じ方面だったので、何回か一緒に帰ることがありました。優等生の○○ちゃんと勉強はイマイチな私。だけど運動は得意じゃない○○ちゃんと得意な私。趣味が合うわけでもないけど、お互い相手が持ってないモノを持っているので、性格が違くても仲良くなれました。
それからは○○ちゃんと遊ぶことが増えました。特に用事もないのにお互い電話をかけあったり、テスト前は「勉強しよう!」とフッ軽で集まることも。
ある日、「○○ちゃんのショートヘア見てみたいな」と何気なく言ったら、次の日○○ちゃんが、自慢のふわふわロングをバッサリ切って本当にショートにしてくれました。「△△ちゃん(私)のためだよ〜」と言われた時はビックリしたけど、嬉しかったです。
何より印象に残ってるのは、部活の合宿。狭い部屋に布団を敷き詰めて大人数で寝ていたら、寝ぼけた○○ちゃんが私の布団に入って抱き枕にしたこと。ちょっとドキドキしました。
そして卒業の時期。その頃には手を繋ぐのは当たり前。○○ちゃんはかけがえのない友達でした。「△△ちゃんに会えてよかった。本当に大好き。ありがとう。」同級生で唯一私に心を開いてくれた気がして嬉しかったです。最後に私に抱きつきながら言われた言葉は忘れません。
彼女とはそのような関係にはなりませんでしたが、お互い意識していたと思います。実際、私は○○ちゃんの事が好きでした。LGBTの運動が広まりつつある世の中で、私のこの話を少しでも理解してくれたら嬉しいです。
written by ネロ
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