私が中学生だったときの話です。
中学2年生のときに付き合って2ヶ月ほどで別れてしまった彼のことが忘れられずにいました。
3年生になってからも同じクラスだったのに、顔を合わせるのさえ気まずくて、学校では全く話せませんでした。
私は推薦で他県の高校に行くことが決まっていたので、付き合うことはもう諦めていたけれど、まだ好きだということを知ってほしくて、バレンタインデーに
思いを伝えることにしました。
彼をメールで呼び出してチョコを渡し、別れてからもずっと好きだったということ、付き合うことは望んでないけど、前みたいに話せるようになりたいと伝えました。彼は笑顔で「うん」と言ってくれました。
このとき久しぶりに話したので、付き合ってた時は私より小さかった彼が、身長が高くなってて、上から見下ろされるのにドキドキしたのを覚えています。
卒業式、第二ボタンくださいと直接言いに行ったら、照れながら渡してくれ、一緒に写真をとってくれました。
その日の夜、彼からメールが来て、ホワイトデーのお返しがしたいからと会う約束をしました。
当日、1時間くらい思い出話や、高校生になったらどんなかななど話しました。ホワイトデーのお返しを受け取り、最後別れ際に私が、
「私、他県の高校に行くんだ。だからこれで会うのは最後かな」
と言いました。そのとき彼は私の腕をひっぱり、ぎゅーっと抱きしめてくれました。
私はこらえられず、大泣きし、彼も泣いてくれました。
彼は、また連絡する。と言ってその日はお別れしました。
その後メールで、遠距離に自信がないこと、環境が変わると自分の気持ちも変化してしまうのではないかなど、本音で話してくれました。
話し合いの末、私たちはたくさん悩みながら付き合うことにしました。
その後、やっぱり長くは続かなかったですが、彼を好きだった気持ち、思い出は今でも忘れません。
written by まふぃん
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