忘れられない初恋

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長文になってしまいます。
漫画みたいな私に起こった初恋の話です。
私の初めての恋でお付き合いした相手は9歳年上の先生でした。
私は中学から高校まで中高一貫の女子校に通っていました。なので、男子がいない環境だったため付き合うということがなかなか難しく好きという感情になったことがありませんでした。中学3年生の春、赴任してきた教員の中に先生はいました。そして私のクラスの数学を担当することになりました。先生の最初の印象は生真面目で全く面白くないと思ってしまい私は苦手意識がついてしまいました。しかし、授業の質問をしに行く友達の付き添いで何回が喋っていく内に授業中では見ない笑っている顔や顔を覚えてもらい向こうから話しかけられることが多くなり、いつしか先生と話す時間が好きになっていきました。ほぼ毎日先生と話し、それが私の日常の一部になりました。同時に先生と話せなかった日は寂しいと思うようになりました。まだ、この時は自分の気持ちが分かりませんでした。
ある日、学校のイベントで生徒と教員がドッチボールをする機会がありました。教員の中には先生もいて、生徒と同じくらい楽しんでいる先生を見たら胸がドキドキしカッコよく見えました。次の日から、自然と先生を目で追うようになったり廊下で見かけても急に恥ずかしくなり上手く話せなくなりました。先生のことを考えたらドキドキし、初めて好きという感情になりました。そこから高校1年生から20歳の4年間、先生への片想いが始まりました。
しかし、好きになった途端どのようにアピールすればいいのか分からず、逆に大人しくなってしまいました。精一杯頑張って、バレンタインや先生の誕生日にプレゼントを渡すなど高校3年間は自分なりのアピールをしていました。卒業後に気持ちを伝えようとしましたが、女子しかいない環境で他の異性を知らないことに先生への想いが憧れなのか異性として好きなのかが曖昧になりました。結局、卒業式当日まで曖昧なままで、また浪人することにもなり浪人する自分には気持ちを言う資格がないと思いそのまま卒業しました。
高校を卒業し浪人生活になった春、予備校に通い久しぶりに男性がいる環境に変わりました。最初は戸惑いましたが、次第に慣れていき同世代の男子と話すことはとても新鮮でした。しかし、同世代の男子と話していても先生のことを考えてしまう自分がいました。その瞬間、異性として先生のことが好きだということにようやく気づきました。ちょうどその時、母校に書類を取りに行く機会がありついでに先生の連絡先を聞きました。先生とのやり取りでは、勉強の悩み、励ましてもらったりと浪人中、先生のおかげで頑張ることができました。そして、大学に合格しいち早く先生に報告しました。その流れでご飯に行くことになりました。ご飯では合格を祝ってもらい楽しい時間を過ごしました。その後も何回か食事する機会がありましたが、勇気が出ず告白ができませんでした。勇気が出なかったことも理由の一つですが、何より自分がまだ未成年で先生に迷惑かけてしまうのが怖かったからです。そして、20歳の誕生日を迎え成人になった際、振られる覚悟で先生に気持ちを伝えました。先生も驚き一旦返事は保留となりましたが、後日返事を頂き付き合うことになりました。お付き合いを始め、デートも全部私にとって初めてのことで本当に楽しい思い出ばかりでした。
しかし、社会人と学生ということもありなかなか予定が合わず、また元の関係が先生と生徒だったということもあり思うようなデートもできず普通のカップルのように楽しむことができませんでした。すれ違いも多くなり、結局1年も経たずに別れてしまいました。辛くてたくさん泣きました。先生を好きになったこと自体が間違いだと感じ自分を責めてしまいました。
ですが、長い片想いが実り先生のおかげでたくさん幸せな思いをすることができました。そして今ようやく初めて好きになったのが先生でよかったと心から思えるようになり、甘酸っぱい思い出ですが先生を好きであった時間は私にとってかけがえのない思い出です。今は先生に感謝でいっぱいです。

written by coco

エピソード投稿者

coco

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