高校二年の時、
同じクラスの男の子が好きでした。
(一年は隣のクラス)
高2の時の秋のお話です
ある日の帰り道、最寄り駅にて見かけた
紅葉イルミの広告が目に入ってきました。
私は植物や美術が好きでしたので
私にとってこれは最高でした。
「きれいだなぁ。行きたいな」と考え、
一緒に行ってくれる人を考えました。
数日後
駅に置いてあったチラシを持って
見せながら彼を勇気を出して誘いました。
返事は「いいよ!行こ」
と言ってくれました。
OKしてもらえるとは思いませんでした。
当日駅で待ち合わせをしていきました。
(開催会場は国営の公園です)
イルミは閉園後点灯なので
公園に着いたのは夕方の日没前でした。
それまで園内で食事をしたり散歩したり
他の植物を見たりお話したりして
時間を過ごして楽しんでいました。
そして閉園後イルミが光出しました。
その綺麗さに2人で感動していました。
植物が好きな私にはどれも感動的ですが、
中でもこのイベントで1番人気の
20種以上のカエデが色づいているスポットは
とても印象的でした。
真っ赤なものから赤になりかけているもの
どれも綺麗でした。
そんなこんなで喜んでいると
彼が「紅葉すごく綺麗!紅葉好き?」
と聞いてきました。
「すごく好き!こういうの大好き!」
と多分満面の笑みで言っていたと思います。
「僕もこういうの好き」
と笑いながら言い、2人で笑っていました。
帰り道
「どうして今日一緒に紅葉見に来てくれたの?
異性と出かけるの恥ずかしくないの?」
とふと思ったことを聞きました。
彼は「友達だから、大丈夫だよ!」
と言いました。
そんな一言に嬉しくなり
「また出かけようね」
と私は勢いよく言い
「うん!いつか行こ」
と彼は言ってくれました。
彼のことをますます好きになった出来事でした。
written by SUN
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