ぎこちなさのわけ

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1年以上付き合ってる彼氏さん。でも未だにほとんど手を繋いだことはなく、キスもしたことありませんでした。奥手な人というのは分かっていたので私から!とも思いましたが、普段から連絡頻度低めで、愛情表現が少し乏しい人(前作と同じ彼です)なので、嫌がられたりしないかなという不安が勝ち、なかなか実行出来ずにいました。

そんな中、2泊3日の旅行に行くことに!ちょっとでも仲が深まればいいなぁとは思いましたが、前年の旅行では何も無かったので正直期待せずにいました。
しかし、ビジホでの1泊目。お酒も入り、会話が盛り上がったところで彼が腕を広げてくれたので抱きついたりしてとても楽しく過ごせました。
2泊目は温泉宿の予定でもっといい雰囲気になるかも!とワクワクしていたのですが、なぜか彼がすごくぎこちなかったんです。話しかけても生返事、せっかくの浴衣なのにコメントもないしそもそもこっちを見ない。肩に寄りかかっても無反応。気分がのればかなり饒舌な人なので、会話が続かないということはつまらないと思っていたりテンションが低い証拠。せっかくの旅行中の夜なのになぁ、と流石に悲しくなってきました。ただ、その日は長時間車を運転してもらっていたのできっと疲れているのだろうと、着々と寝る準備を進めることにしました。
粗方の準備を済ませ、最後に部屋の電気を消しにソファから立ち上がろうとしたところ、彼から引き止められました。「どうしたの?」と聞くと、しばらくの無言のあとちっちゃい声で「…寝る前にキスしてもいいですか」と。これでぎこちなさのわけがようやく分かりました。キスを言い出そうとしても、どうしたらいいか分からず、タイミングをはかっていたんだと思います。当然「もちろん!」と答えたのですが、私の顔は緩みきっていたでしょう。その時したキスはお互いにとても拙いものでしたが、とても幸せでした。

その後、1回は別々のベッドに入ったのですが名残惜しい…。彼が勇気を出してキスをしてくれたのだから、と彼のベッドに少しお邪魔することに。2人でくっついてまた沢山キスをしました。暖かいし、幸せでした。他の人から見たらお子ちゃまの恋愛だと笑われるかもしれませんがすごく満たされたんです。
ふと、「くっついたりとかキスしたりとかはしたくないのかと思ってた」と言うと、「したくないわけじゃなくて…嫌がられたらどうしようと思ってた。自分はチキンだから…」とかえってきました。同じ理由で彼も不安だったことがわかったので、これからは存分にくっつきに行こうと思います!!

ただ、あんまりくっつきすぎると心臓の音が聞こえないか心配です笑

written by みつ

エピソード投稿者

みつ

投稿エピ 3