報われないはずだった

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こんにちは
以前、過呼吸を彼に止めてもらったエピソードを投稿したものです。今回は彼との馴れ初めを話そうかなぁと思います。だいぶ長くなります笑
彼との出会いは私が中学3年の秋、部活も引退して受験勉強に追われていた時でした。それまであまりしっかり勉強出来る空間というのがなく、受験の追い込み時期に突入したのを期に、一足遅く塾に通うことになりました。そこで私は彼に出会いました。今考えれば一目惚れだったと思います。手が綺麗で、切れ長の目がとても印象的でした。
ただ、私は当時別れようと思っていたとはいえ彼氏がいたし、まず、好きだと認めたくありませんでした。なぜかって?それは、彼は私の担当になった講師だったからです。当時受験生でとても忙しかったし、志望校を目指すには少し厳しかったこともあり、この気持ちはそっとしまっておこう。そう決めました。
その直後、私は起立性調節障害だと診断されました。これは何らかの原因が引き起こす自律神経の病気で様々なタイプがありますが、私は体位性頻脈症候群という、横になっている時と立つ時の血圧の差が大きく、簡単に言うと酷い立ちくらみを起こすタイプでした。もちろん同じ体制でいることも体に負担になりますし、長く立っていることも出来ません。
塾長や彼をはじめ、多くの先生に助けていただきながらなんとか受験を終えました。
そして卒塾が間近になり、この恋を終わらせよう。そう思った時、彼がこっそり“美也はすぐ自分の中で溜め込もうとするから、本当はダメなんだけど、LINE、交換しない?愚痴吐き出しにおいでよ”と言われました。(やっぱり好きだなぁ、、)そう思った私は思わず頷いていました。そして無事卒塾し、彼とLINEを交換しました。最初は他愛のない話ばかりでした。吹っ切れることなど程遠いことを悟り、もっと好きになる人が現れるまでは好きでいよう。そう決めました。
そして、3月末頃。私が塾に慣れてきた頃から突然彼が週一しか来なくなっていたので察してはいましたが、1ヶ月ほど前から3月末で移動すると聞いていた私はその日、塾に行きました。そして最後の時間までいたら、急に体調を崩した私。まさかの出来事で内心焦っていました。慣れている先生たちは私を静かなところに連れていき、休ませてくれました。
そしてやっと動けるようになった頃、塾長に“どうする?もう少し待てるなら○○(彼)に送ってもらうけど。いや、今すぐ帰ります!って言うなら私送るよー”と言われ、塾長やる事あるよな、でも先生に送ってもらうのいいのかなぁ、、とぐるぐる考え、結局少し待って彼に送ってもらうことにしました。
帰り道。色々な話をしました。そこで、私の気持ちに気付いていたこと、でもそんな雰囲気出してる割に近付いて来ないから諦めようとしていると気付いていたことなど沢山、沢山聞きました。ふと“ねぇ、美也。美也はどうしたい?”と彼が言いました。“、、わからないです、、卒塾したとはいえ元担当とその生徒だし、歳の差もある。だから、、なんて言ったらいいんですかね、、”という私。彼は“んー、分かった。じゃあ、付き合いたいか付き合いたくないかだったら?”と。“それなら出来ることなら付き合いたいですけど、、”と私が言うと、“ん。じゃあ、いいよ”と一言。ポカーンとしている私に彼は笑って“付き合おっか”と言いました。
パッと見は知的そうなのにいたずらが好きで笑うとクシャッとなる顔が可愛い素敵な彼。喧嘩もあるし私自身も色々ありましたが気が付けば3年半で今でもラブラブです⸜❤︎⸝‍

written by 美也

エピソード投稿者

美也

女性 投稿エピ 2

年上彼氏さんと付き合ってます 本人は断固として認めないけどめちゃくちゃ優しくて頼りになる大好きな人です