こっちにおいで、ひつじさん

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中学生の時、寒い寒い冬の日のお話。

同じ部活の一つ上の先輩に
憧れと少しの恋心を抱いていた私は
帰り際、先輩に元気よく声をかけます。
「先輩、お疲れ様です!さようなら〜!」
すると先輩は突然
私の腕を掴んで引き寄せ、
向かい合う私と先輩。

「こっちにおいで、ひつじさん」

そう言うと先輩は
私の真っ白なお気に入りのマフラーを掴み
自分のほっぺたに当てて
「ん〜!ふわふわでひつじさんみたい!気持ちいい〜!」
と私のマフラーがお気に入りの様子。

なんだ、マフラー目当てか…!
ドキドキして目も合わせられない
すごく寒いのにポカポカしてしまった日のお話でした。

written by まいな

エピソード投稿者

まいな

女性 投稿エピ 3