好きになってくれてありがとう

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看護学生時代の同級生との話

看護学生時代、いつも仲良くしてくれている女の子が2人いました。そのうちの1人が同じクラスの男の子と付き合っていて、私は友達からも彼からも時々相談を受けるような立ち位置で、仲良くさせてもらってました。とても優しくて穏やかで、看護師にピッタリな彼でした。

しかし、2人は別れてしまいました。
別れてしまったあとも友達として、関係は悪くなかったと思います。

卒業が近くなったある日、彼からご飯に誘われました。男性とのご飯が苦手だったことと、仲の良い友達の元カレであることから後ろめたさがあり、何度か断っていました。
断り続けるのも申し訳なく、ご飯じゃなければと、私が好きだったバスケの試合に誘い見に行きました。彼は元バスケ部だったのでルールなども教えてもらいながら楽しい時間を過ごしました。
今思えばその頃から少しづつ彼に惹かれていたと思います。

学校を卒業してからは何度か二人で会いました。
ご飯が苦手なことや、私の趣味を否定せず受け入れてくれた初めての人でした。
ある日公園でバスケをして遊んだ帰り、彼から電話で告白されまさした。まさか、好きでいれくれたとは思ってもなかったので本当に嬉しかったです。

でも、頭をよぎるのは仲良しの友達でした。
彼のことが好きだったけれど、どうしても友達を思うと返事ができませんでした。
結局、お断りの返事をラインで返してしまい、彼を傷つけてしまいました。

あのとき、自分の気持ちに素直になっていたら、友達に正直に話す勇気があったら、
彼と幸せになれていたのでしょうか。

男性に苦手意識があった私が久しぶりにこの人一緒なら大丈夫かもしれないと思わせてくれて、受け入れてくれた優しい彼でした。こんな私を好きになってくれてありがとう。

written by アンナ

エピソード投稿者

アンナ

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