人生初の私の告白に対する彼の優しすぎる答え

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これは私が人生で初めて好きになった人に告白したときのお話です。

当時の私は中学3年生でした。私は両親の勧めで県内の私立の女子校に通っていました。
入学して友達と話しているときにその子達の中には既に彼氏持ちの子が何人かいて、羨ましいなと思いながら二年間過ごしていました。
私はそのことをよく地元の学校に通っている親友ユイに話していました。

中学3年生の秋のことでした。私は学校の成績が上がらなかったり、部活でスランプに陥ったりしてかなり疲れていました。そんなある日、私の近所に住んでいていつも遊んでくれていたひとつ上の涼に帰り道で出くわしました。なんとなく会話しながら帰っていたとき彼が、
「なんか 疲れてない?」と言って来ました。
私は公園のブランコに座って彼に進路のこと、部活のこと、成績のことなど悩みを彼にほとんど全て話しました。
彼は最後まで私の話を聞いてくれました。彼は
「頑張ってるなら、無理にステップアップするんじゃなくて、コツコツ自分のペースでやったらいいじゃん。」
そう優しく言ってくれました。
その時の優しい彼の笑顔と気遣いに私は心を奪われていました。

3ヶ月後、私は彼に告白しました。何より私を支えてくれたことが嬉しかったからです。しかし彼は
「セナのことは好きだけど付き合えない」そう言われました。私は意味がわかりませんでした。
そのことをユイに涙ながらに話すと、涼の中学時代後輩だったユイが
「なんで好きなのに振ったのか聞いてあげる。」と言ったので、私は彼女にお願いしました。

そして彼女は彼が言ったことを伝えてくれました。
私がこれから受験生だということ
妹のような存在であるということ
進路が全く違うということ
そして最後に彼はこう言ったそうです。
「一時的な気持ちで告白したらあとで苦しくなるよ。高校生になっても好きだったらまた戻ってきてな」
と言っていたそうです。
ユイは「あんた幸せ者だね!」と言っていました。

現在高校生になった私ですが、結局彼には告白していません。
彼の言う通り悩みから来た一時的な気持ちだったかもしれません。
そんな私思いを、真剣に考えてNOという結果をくれた彼には、感謝しています。

written by セナ

エピソード投稿者

セナ

女性 投稿エピ 4

高校一年生です。 私の恋のエピソードをたくさん上げていきたいと思います。 漫画化していただけるとありがたいです。 いいねよろしくおねがいします!