俺、立花義行(仮名)には職場恋愛の末に結婚し1年半になる愛妻、里奈(仮名)がいます。
黒髪でショートボブがよく似合う、清楚でかわいい里奈。
仕事は真面目で責任感が強く、面倒くさくて他人がやりたがらないような事も、進んで黙々とやるところが、恋人時代から大好きです。
結婚してからも同じ会社で働いていますが、公私混同してはいけないので、お互い仕事に集中しています。
職場では結婚前と変わらず、「上司」と「部下」の関係で呼ぶ時はさん付けか、役職で。
ちなみに俺は例の感染症対策の本部長を現在務めているので、里奈は俺のことを名前に「さん付け」か「本部長」と呼んでますよ。
家に帰るとキスやハグなどスキンシップをたくさんして、めっちゃラブラブです♡
里奈は控えめでおとなしい性格、そして恥ずかしがり屋さんなので、俺からすることがほとんどですがw
公私混同しないのと同時に、職場とプライベートのギャップをお互い楽しんでいます♪
職場では以前から変わらずクールに振る舞っている俺たち。
(ちなみに恋人時代は付き合っている事を職場では秘密にしていましたが、結婚するまでバレませんでした)
夏のある日の朝、いつものように俺の運転するクルマで一緒に出勤。
その時から雲行きが怪しく、今にも雨が降り出しそうな感じでした。
ゴロゴロと雷の音も。
「うっ…」
不安そうな表情を浮かべる助手席の里奈。
そう、彼女は雷が大の苦手…。
「大丈夫か?」
俺が声を掛けると里奈は「う、うん。なんとか…」と小さな声で答えたけど、やっぱり不安そう。
心配だな…。
会社に着き、少しして始業時間。
それとほぼ同時に土砂降りの雨が降って来ました。
そして相変わらずゴロゴロの雷の音が。
「…」
里奈はデスクに向かい、仕事に集中しようとしてるけど、明らかに不安そうな雰囲気…。
周囲に悟られないよう、クールな表情をしようとしているけど、やっぱり内心は怖いんだと思う。
(里奈、かなりビビってるな。大丈夫か…)
俺は心配しながらも、自分の仕事に集中しようとしたその時…!
ドーーーン!!
薄暗い空を稲妻が光って切り裂き、物凄い雷鳴が轟いた…!!
「いや〜〜っ(>.<)」
我慢しきれずに、怖がって悲鳴をあげてしまう里奈。
そんな妻を見て思わず俺は…。
俺「大丈夫、怖がらないで。俺がついてる」
里奈「えっ…⁉」
「…」
「うん…」
俺は思わず里奈を抱きしめ、優しく頭を撫でた。
最初は驚いたみたいだったけど、抱きしめながら頭を撫で続けると次第に落ち着いて来たみたいだった。
しばらくして抱いていた手を離すと、雷は止み里奈も落ち着きを完全に取り戻していた。
里奈「ありがとう…♡」
俺「落ち着いたみたいだな。よかった…」
落ち着いた彼女を見てホッとする俺。
ふたり見つめ合って、お互い笑顔を浮かべる(^^)
と、その時。
事務の年配の女性「若いっていいね〜♪普段クールに振る舞ってるけど、ラブラブじゃない♡」
部下の若い女子社員「優しい旦那さまですね♡里奈さんが羨ましいな〜w」
部下の男性社員「『大丈夫、怖がらないで。俺がついてる』なんて言って抱きしめて…。クールで恐い本部長の意外な一面を見せてもらいましたw」
俺&里奈「あっ…」
しまった〜!
里奈のことが心配でつい(汗)
夫婦揃って赤面、とりあえず笑ってごまかして仕事に戻りました…w
written by TAKI
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大好きな愛妻とのエピソード、あと学生時代の思い出話しも書いてます。