短い青春

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これは私が中学生だったの頃の話です。(今は高2)

入学式の後初めて座った席の斜め前に座っていた男の子。当時は大人しめな子だなとしか思っておらず、同じ班だったこともあり他愛もない話をチラホラする程度でした。

私が夏休み中にちょっとしたイメチェン(前髪を作ったり少し痩せた)したのがきっかけか、彼から一学期の頃より積極的に話しかけられることが多くなりました。ですが私はその時小学生の頃から片思いしていた子がいたので、私の事好きなのかな?と思いつつも特に進展することはありませんでした。

でも三学期に入ると今度は私が彼のことが気になり始めてしまい、よく話しかけたり目で追っていたりしていました。

年が明け2年生になりクラスが離れてしまったがまだ好きだった私。話しかける勇気がなかったので遠目から眺めてるだけでした。

ある日の部活中(テニス部でした。)で恋バナをしており私に話題が回ってきたので好きな人を渋々話したところ当時彼と同じクラスの子に「え!?1年の時彼もゆきのこと好きだったらしいよ!」と言われとてもびっくりしたのと恥ずかしかったのを覚えています。でも今はもう違う子が好きらしいとも言われたので私の恋は終わったのだな、と思いました。でも両思いになれてた瞬間があったというのを知れてとても嬉しかったです。

また年が明け3年生になりその年もクラスが離れてしまったので、友達に会いに行くついでにさりげなく彼を探したりしながら密かに思い続けていました。

3年になると色んなことを相談できる友達ができたこともあり、その子にずっと片想いしてる人がいるんだ、と話したところ「告白しなよ!後悔しちゃうよ!」と言われましたが、最初はのうちは「でも、もう向こうはなんとも思ってないんだし…」と乗り気じゃありませんでした。でも日に日にやっぱり後に後悔したくない!という思いが強くなり告白することを決心しました。

決行は卒業式の日。まだスマホを持っていなかった私ですが受験が終わり、ついに買ってもらえることに。彼の連絡先を持ってなかったので例の仲のいい友達が彼に友達増やしたいんだって!と言う理由を作って教えてくれました。

卒業式までまだ少し時間があったので私からなにか話題を見つけては話しかけていました。たまに彼からも話題を振ってくれたのがとても嬉しかったです。返事は少し素っ気なかったけれどまあ仕方ないか、と思っていました。

時は流れついに卒業式。何事もなく終え友達と写真を撮ったあと家に帰りました。その夜私は友達に電話で勇気を沢山貰い、ついに彼に電話をしました。心臓はドキドキしており今にも叫び出したい気持ちでいっぱいでした。そしてついに、1年生の頃から好きでした。と言いました。

告白の結果はもちろんダメでした。私のことは友達とでしか見れない、ごめん。と。それを聞き咄嗟に涙が出てしまいましたがグッとこらえありがとうと電話を切りました。
直ぐにまた友達に電話をかけどうだった?と聞かれたのでやっぱりダメだった!と明るめの声で言ったものの涙が止まらなくなってしまい、しばらく慰められながら泣いていました。

今は高校生になって学校も別々になり、連絡も途絶え、今どうしてるのか分からないけれどあの時の青春は一生忘れないだろうな、と今でも時々思い出します。

written by ゆき

エピソード投稿者

ゆき

女性 投稿エピ 1