忘れられない この失恋だけは…

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私には1年前に両想いで付き合っていた彼氏がいた。いわゆる【元カレ】のこと。両想いだったから付き合えて嬉しかった。だけど、私たちのすれ違いで破局してしまった。

その破局の原因は、私の通っていた職場の私を気に入っていた同僚のオジサンからのLINEの嵐。オジサンは私のことを彼女だと勝手に勘違いしていたのだ。私と元カレが付き合っていることを打ち明けると更に彼女扱いがエスカレートしていった。
ある日、元カレは久しぶりにデートに行こうと誘ってくれた。私は行くことにした。デートに行くことはオジサンには内緒にしていた。「今日は用事がある」としか言っていない。
しかし、デート中に通知音が鳴り止まないくらいのLINEが来て私はスマホを手から離せない状態になっていた。
レストランに行ったのだが、途中席を離れてしまった時にそのオジサンからの通知を元カレに見られてしまったようだ。だからレストランの帰りに元カレから
「隠していることはないか?」と言われた。私は何のことかさっぱり分からなかった。別に隠し事をしていないよと‪私が言うと
「じゃあそのスマホの通知は何?」と言われた。
はっ!っと思い私はとっさにスマホを見るとその通知はオジサンからの大量のLINE。見るだけでゾッとした。
「違うよ…これは誤解だよ!!」と私が言っても元カレは聞く耳も持たず、浮気を疑われてばかりいた。
「酷い…」私は泣きながら家に帰った。
その翌日、オジサンから「ケジメはつけたか?」と言われた。私は震えた声で「別れることにします…」と言ってしまった。そして破局してしまった…
そして私はある日思った。‪私はあのオジサンに操られていたのではないかと。
それから2ヶ月後、あのオジサンは私と関わる頻度は少なくなった。そして元カレからメールが来た。「いつかまた飯でも…」と言われた。しかしこの時は私には既に新しい彼氏がいた。でもそれを元カレには言っていない。だから私はあの日オジサンに操られていたことを全て証した。元カレもオジサンの存在は知っていたので。すると「ごめん。俺が悪かった。」と謝っていた。しかし私は「浮気を疑われてショックだった!」「何で聞く耳持ってくれなかったの?!」などと責めてしまった。私はそれをすごく後悔していた。何で責めてしまったのだろう…と。
あれから1年、私は思い切って元カレにメールをした。元カレは私のことを覚えていてくれていた。そして責めてしまったことを謝った。今の彼氏も「よかったじゃん?言いたいこと言えて。」と言ってくれた。今の彼氏と元カレは元々同じ職場だったから元カレの存在は知っていた。
もうカップルにはなれないけど、私たちは仲良くしようと思っている。そして改めて、元カレに会うことにした。

written by うらにゃんぺろぺろ

エピソード投稿者

うらにゃんぺろぺろ

女性 投稿エピ 12

あだ名はうらにゃん。うらにゃんぺろぺろは彼の口癖。だから、うらにゃんぺろぺろ