ぶっきらぼうな野球部エースの優しさ

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高校2年の学校祭。私は学級代表を務めていました。そのため、他のみんなよりも準備に関わる仕事が多く忙しい日々を過ごしていました。

私たちの学年ではクラスごとに劇をやることが決まっており、学級代表で考えた台本を元にいざ配役を決めようとなったのですが...。「こんなにつまんない劇なんて出たくない」「ふざけんじゃねーぞ」とクラスの一部の男子に理不尽な理由で怒られてしまいました。

私は怒鳴られることがすごく苦手で涙が溢れそうになったのですが「ちゃんとやってない上に真剣な奴を邪魔する奴が一番悪いだろ」と庇ってくれた男子がいました。その男子は野球部のエースで、普段はすごくぶっきらぼうなことで有名な人なので私はびっくりすると同時に彼の優しさに一瞬で惹かれてしまいました。

その後、私に怒っていた男子にも謝られたのち無事仲直りすることができ、庇ってくれた男子に「さっきは本当にありがとう」とお礼を言いに行くと「逆にいつも大変なのに仕事してくれてありがとう、これからも手伝えることあったら言って」と恥ずかしそうにしながら言ってくれました。

その日以降も体調が悪くなって教室の隅でうずくまっていた私にカーディガンを掛けてくれたり、重たい荷物を運んでくれたりと、普段はものすごく無愛想で笑顔も滅多に見せない彼の優しさに気づいた私のきゅんきゅんは加速する一方です!♡

written by ピヨ

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ピヨ

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