これは私が保育園に通っている時の話です。
私が年長の時、私のクラスでは何組かのカップルができていました。
私もその中のひとりで何をするにもずっと一緒にいる男の子S君がいました。
保育士さんも知ってる程仲がよかったです。
ある日、園外学習があって近くの公園にみんなで行きました。
そこでは遊具で遊んだり、お弁当を食べたり、みんなで写真を撮ったりしました。
卒園が近づいていたある日保育士さんから
実はS君引っ越すことになって来月から他の園に通う事になったんだ
と教えてもらいました。
ビックリしたのと寂しかったのを覚えています。
翌月S君は引っ越していきました。
そして卒園式当日
園児ひとりひとりに先生からの贈り物がありました。
私の先生からの贈り物は小さな花束と1枚の写真でした。
その写真には園外学習で行った公園で私とS君が2人で満面の笑顔で写っている写真でした。
実はアルバムにS君の顔写真は写っていませんでした。
写っていても何十人かで集まった集合写真などではっきり顔がわからないものばかりでした。
きっと先生が私のことを思って渡してくれたんだと思います。
そして引っ越していくS君にも同じものを渡したそうです。
20代後半になった今でもその写真を大切に保管してあります。
私の初恋の大切な思い出です。
written by ぱんだ
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