私は小学校3年になる時に転校しました。
その新しい学校で一目惚れをした男の子がいます。
そして彼も私に一目惚れをしてくれていました。
彼の名前はタカ。
転校生ということもあり、みんなが毎日のように話しかけてくれて、あっという間にクラスに馴染むことが出来ました。
それからタカを含めた仲良し5人組で毎日のように遊んでいました。とてもシャイだった私たちは、いつも顔を合わせると照れて上手く話せない程でした。
でも小学生ということもあり、両想いというのはお互い知ってはいたけど付き合うとかはありませんでした。
それから特になにも変わらないまま私たちは中学生になりました。私たちの学校はマンモス校でクラスが多く、3年間同じクラスになることは出来ませんでした。
中学1年の頃はよくお互いのクラスに行ったりもしていましたが、それはだんだんと減っていき、全く関わりがない状態になってしまいました。そしてなにもしないまま卒業。
もちろん高校は離れ離れ、、もう会えないんだなと思いました。卒業までにきちんと想いを伝えられたら良かったなと。
高校で私は強豪のダンス部に入りました。毎日のように練習で遊ぶ暇もありませんでした。でも発表会がある時は、これはチャンスだと思い、唯一知っていたタカのメールアドレスに「ダンスの発表会があるから見に来てくれませんか」と毎回送りました。でも尽く予定が合わず見に来てくれることはありませんでした。
そんなこんなで高校も何も出来ずに終わりました。
大学生になり私は奈良の大学へ、タカは北海道の大学へ進学しました。余計にもう会えないじゃん。でも何故だか小学生の頃から好きな気持ちは消えていませんでした。
でももう諦めてそろそろ次に進もうと思っていました。
そんなある日、Twitterでタカを発見!!
メールアドレスしか知らなかったのに、それももう変わってしまっていたし、連絡先を全く知らない状態でのTwitter発見は嬉しくてたまらなかったです。
すぐにフォローして、投稿には頻繁にコメントをしていました。ある日、タカから「Twitterのやり取りは面倒だから、LINEにしよう」とLINEを教えてもらい、テンションはhighに!
それから毎日のようにLINEしました。2人で昔話をしたり、今どんなものが好きなのか話したり、私はもうそれだけで十分満足でした。
そして私は思いきってタカに
「小学生の時から今もずっと大好きだったよ」
と伝えました。
そういう時に限って返事までの時間がとても長く感じます、、。
数分後「俺も忘れたことなかったよ」
もう胸がいっぱいになり、涙で画面が見えなくなりました。
ずっと好きだった人が私の事ずっと忘れずにいてくれたなんて、、。
それから続けて
「小学生の頃から本当に好きだった、お前が俺の初恋だよ」
やっぱり大好きなタカのままだな。
きちんと思いも伝えられて聞けて本当に良かった。
奈良と北海道の遠距離で大学生の私たちにはお金もなく、それから付き合うことはありませんでしたが、その1年後の成人式で再会!
2人で照れながらツーショットを撮れたのは
今でも本当に素敵な初恋の思い出です。
written by sska
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