恋しないって思ってたけど

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中学3年の2学期、
半年付き合っていた彼に振られた。
それからずっとよりを戻そうとした。
しかし、卒業まで勇気が出せなかった。
そして、そのまま卒業した。

高校入学後、元彼のことを気にしていた。
また、私のクラスが女子クラスということがあり、高校では恋なんてしないと思っていた。

2、3週間が過ぎ、部活に入部した。
入部した部活は(空手)
男女入部可能の運動部だった。

私は人見知りだった。
中学ではバスケ部で人数の多い部活だった。
そこでは友達と仲良く出来ず、
そのせいでいざこざがあったので
チーム競技ではない
人数が少ないと思われる部活に入部した。
しかし、その部活には30人近く入部した。
男子に関しては、2人だった。
正直なところ、友だちを作りたかったが、
話しかける勇気はなかった。
でも話しかけられるのも怖がっていた。

入部数日間は、部活ではサンドバックのようなものに突き、蹴りなどの体験がほとんどだった。
(入部者は全員初心者だった。
私は小学生の時空手をやっていたので、
形や力は少しはよかった。
ただ失敗するかもしれない。
だから言わなかった。)

部活後道場から出ようとすると、
男子部員が明るくはなしかけてきた彼。
「すごい綺麗な形で蹴ってたね
何かやってたの?」
私は怖がってしまい、小さな声で
「前に空手を少し、、やっていました
あまり上手くないですが、」
「すごいね!」
このような感じで彼が話しかけてきたため、
人見知りの私は初日から彼に苦手意識を持ちました。

その後、彼はたまには話しかけてきた。
(私が他の部員と話さないせいか
そう感じていたのかもしれない。)
だが、苦手意識は消えなかった。

数日後、部活中体調を崩した。
だから端の方で見学していた。
部活後、彼は私の方に来てこう言った。
「大丈夫?無理しないでね」
私は少し驚いたが
「ありがとう」と言った。
少し照れていたかもしれないが、
嬉しくなった。
そして、少し身体が軽く感じた。

数ヶ月後には、彼のことが好きになっていた。
そのおかげで元彼の事を引きずらなくなった。
今の部活を頑張れるのは彼の優しさのおかげかもしれない。

written by SUN

エピソード投稿者

SUN

女性 投稿エピ 4