あの頃のように

コンテンツ名とURLをコピーする

私は中学のとき、人間関係がきっかけで不登校になり、女子校から公立へ転校しました。
男の子のいる学校にいくのは初めてだったし、そもそも同い年の人と関わるのも久しぶりで、怯えていた私を救ってくれた人がいます。

それは、転校先で隣の席になった男の子(けいくん)で、私が初めて友達になった男の子になりました。

けいくんは特別かっこいいわけでもなく、性格も良いかと言われたら、そういうわけでもなく、普通でした笑
でも、いつも教室で「このクラスで一番好きな女子、お前だわ!」と大きな声で言われ、当時は「恥ずかしいからやめて笑」くらいにしか思っていませんでしたが、今考えると、転校先で私のことを一番気に入ってくれていたのは、けいくんだけでした。

在学中は、私がいればたくさん話しかけてくれて、私の推しのグッズをプレゼントしてくれたり、もしました。(私が裸足になったとき、「足綺麗だね」と言われたときは、少しキュンとしました笑)
もしかしたら共学では当たり前なのかもしれませんが、私はとても嬉しかったです。

卒業式のとき、わざわざ私のところに来て、一緒に写真を撮ったり、握手しようと言われて、強く手を握られた記憶があります。とても良い思い出です。

卒業後、別々の高校でしたが、一緒に夜中テスト勉強したりして、しばらく連絡を取っていたのですが、私がまた不登校になってしまい、やけになって連絡先を全部消したことで疎遠になってしまいました。

私は今、1年浪人して大学を目指しています。
私が大学生になって、またどこかで会えたら、あの頃のようにたくさん笑わせてもらいたいです。

written by ポポス

エピソード投稿者

ポポス

投稿エピ 1