私には中学生の頃中学が一緒で、高校が離れた今でもたまに話す奏くん(仮名)という友達がいます。彼とは3年間クラスが一緒で、周りにはあまり知られていませんが、実は仲が良いと私は思っています。彼はとても明るくて、カッコよくて、ノリもよくて、日頃から私は「きっとモテるんだろうなあ」と思っていたので、彼が恋愛対象に入ることはありませんでした。
でも高校に入って、私が少し悩んでいた時に、彼が「いつでも相談してきて」と言ってくれたことがきっかけで私は彼を気にし始めました。
その当時から約2ヶ月、やっと自分で「奏くんのことが好きだ」という自覚が芽生え、アピールするために、メッセージを送ることにしました。「恋人いるの?」なんてストレートに聞いてしまうと好きバレしてしまうので、「奏ー!奏の好きなタイプってどんな人ー?」と聞きました。すると「ショートがタイプ」と返ってきました。私はちょうどその時ボブくらいだったので、好きバレするのが怖かったわりに、彼に「ショートかー美容院行こかな」なんて送ってしまいました。「やばい、これはバレるじゃん」とドキドキしながら返信を待つと、彼から「なんで笑笑」ときました。「良かったバレてなさそう、でもなんて返そう…」と悩んでいると、もう1件彼から通知が。「もしかして俺のこと好き?」とかだったらどうしようと、恐る恐る通知を開くと、「○○(私の名前)なら何でも似合うと思うけど」と来ていました。
その一言が、その文字が嬉しくて、冗談抜きで私は泣きそうになりました。本人は深い意味や感情があって送ったわけではないと思いますが、今まで友達としては近い存在だったけど、恋愛としては遠い存在だと感じていたので、その距離が縮まったように勝手に思えて、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
そのメッセージが来た次の日までは、私はテンションが高すぎて逆に周りの友達に引かれました。笑
written by m
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