伝わらなくてもこのままで…

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ふとした時に思い出す人がいます。

優しい1つ上の彼

出会ったきっかけは、18歳くらいに始めたダンス。
踊ってる彼はとてもかっこいいのですが、普段はとにかく優しいんです。

私が一人でいるといつも声をかけてくれるし、子供にも優しい。

20歳すぎのときに家族ぐるみで仲良い人達とテーマパークに行ったとき、次のアトラクションチケットを1人で取りに行くことに。
すると彼は何も言わずに預かったチケットの半分を取って一緒に行ってくれました。
歩いてるときも私が、日に当たらないように日陰を歩かせてくれます。

夜になりお土産を見るのにバラバラになることに。
当時小学生だった妹の携帯が充電切れで連絡取れないことを知った彼は
「オレの携帯持ってていいよ。お姉ちゃんとオレが一緒にいれば連絡できるから。」
と妹に自分の携帯を貸してくれたんです。
しかも私が好きだとも知らない彼は私と1時間近くお土産を見て周り、私はデートみたいでずっとドキドキしてました。

その後も彼にドキドキさせられっぱなしでした。

お祭りにみんなで行けばいきなり頭ポンポンされ、
カラコンをつけて会ったときは「いつもと違う」と言われたのでカラコンを付けてることを言うとめちゃくちゃ近くまで顔を近づけて「ホントだー!」とニコニコする彼に顔が熱くなりました。


気まずくなったり避けられることが怖かった私はきちんと気持ちを伝えることができませんでした。
ダンスを辞め彼に会うことがなくなり数年たった今でも思い出すあのドキドキは忘れられません。

written by rsj

エピソード投稿者

rsj

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