私が高校二年生の時の話です。
私は中学の時から好きな人がいました。
その人は、私と趣味が合って、少し面倒臭がりだけどとても優しい人でした。
彼と、夏休みにデートをしたのですが、その時にゲームセンターに行きました。彼とリズムゲームを一緒にプレイしたり、彼がUFOキャッチャーをプレイしているのを見たりと、とても楽しい時間でした。
そろそろゲームセンターから出ようとした時、私はあるUFOキャッチャーの筐体に目を留めました。
その筐体には、私の好きなマスコットキャラクターのぬいぐるみがたくさんあって、可愛いな〜と思って、歩きながら見ていました。彼は足を止め、その筐体をじっと見つめました。そして、「あれならいけるか…」と呟いて、硬貨を投入し、プレイし始めました。私は、彼もそういうキャラクターが好きなのかな、と思っていました。
しばらくして、8回目のプレイでやっとぬいぐるみを獲得することができました。私も一緒になって喜んでいたら、彼は「あげる」と言って、私にそのぬいぐるみを差し出しました。
私のために頑張って何回もプレイして取ってくれたことがとても嬉しかったです。
今でもそのぬいぐるみは大切に部屋に飾ってあります。
written by 杏 悠美 -Xing Youmei-
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