クールな彼の優しさにドキドキしたあの日

クールな彼の優しさにドキドキしたあの日

私が中一の時、、、
違うクラスのA君という人が密かに気になっていました

私の小学校はクラス替えがない学校だったので、小学校の時はA君とはずっと一緒のクラスで
中学生になっても、クラスみんなとは普通に会話する仲でした。

A君は基本クールで無表情。いじられキャラでちょっとドMキャラが染み付いてます笑

「ばいばい」

「なぁ○○(私の名前)もあの漫画読んでるの？」

小さい声だけどきちんと挨拶はしてくれたり、
そしてオタク気質で漫画好きという所も！
私も漫画は読むので、そこがきっかけとなって話すようになり
だんだん好きになりました。

そして小6の時……物作りで作ったストラップ。
私は器用ではないため、あまりいい仕上がりにはなりませんでした笑
しかも私の趣味全開のダークなストラップでしたし、、、

「……いらないんだけどどうしよ笑」
「え、上手いじゃん。俺が貰おうか？」

隣の席だったので、優しさからか貰ってくれました。
その時は優しさかなと思っていたのですが……

中学生になって１ヶ月程たったある日。

「ねぇ、A君が○○(私)の作ったストラップ、まだ筆箱に入れてるらしいよ。
お守り代わりらしい」

小学校のクラスが一緒だった子から、たまたまその話を聞いてさらに好きになってしまいました。

でも結局進展はなく……
今はもう高校生で、連絡先は繋がっていますがあまり連絡はしていません。

今はストラップはもう捨ててしまったと思いますが…
多分A君はまだ大切にしてくれているのかもしれません。
もしそうだったら……中学生のあの日あの時、勇気が出なくて言えなかった言葉を……結果はどうであれ、きちんと伝えたいなと思っています。

written by あお