一生物の、片想い。

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私が彼に初めて会ったのは小3の夏。

階段の踊り場で
目のくりくりした活発そうな彼が
見ず知らずの私に「泣いてるの?」と優しく声をかけてくれました。(私は眠くて目をこすってただけなんだけど。)

あぁ、たぶんこれ運命かもしれない、、、。初恋でした。

それ以来私は彼が気になって
隣の隣の←クラスにいるのを知り、名前を聞くため、時々覗きにいきました。じゅんぺいくんは誰にでも優しく、妹がおり、かっこいいお兄ちゃんタイプ。クラスでも人気者で、ただただ私は、いつか同じクラスになりたいな、仲良くなりたいな。と思っていました。

小5になり、同じクラスになった私は
席替えの度にドキドキしました。が、恥ずかしさからツンデレな態度ばかり。遠くでみてるのが精一杯でした。

彼の真面目で優しいところ、野球に一所懸命なところが大好きでした。

中学1年になって
彼は野球部。私は美術部で、2階の窓から見る彼をただずっと想っていました。
好きな気持ちを言えないまま、中3。
ある日、女友達から「(彼に)彼女ができたらしいよ。」と聞かされました。

やっぱりだめなんだなぁ、と諦めていた最中
まさかの、私も別の子(彼の友達の、野球少年)に告白され、付き合うことになりました。

時は流れ、高校1年生の終わり。
私はその人(彼の友達)と別れ(フラれ)ました。凹んでいたとき、、一通のメールをもらい…「家の前に出てきて?言いたいことがあるから。」

玄関を出ると
そこにはじゅんぺいくんが立っていました。
「別れたって聞いたからさ。」

私とじゅんぺいくんが付き合うことになったのは
高校2年生のことです。どうしてこんなに時間がかかっちゃったんだろう。涙が溢れました。

(おわり。)

結局、その後、紆余曲折あって、私の方から別れを切り出してしまい、交際は約1年で終わりました。
今は私も彼も各々家庭を築いています。
でも、どうして彼が、彼の結婚式に私を呼んだのか、私が出席してしまったのかは、よくわからないままです。
心のどこかで、まだ私はあの時の、少年だった時の彼に恋をしてるのかもしれません。

written by あや

エピソード投稿者

あや

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