この気持ちが続く限り

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私は最近、中学を卒業しました。
私と彼との出会いは小学4年生。隣の席になって、話しているうちに彼との時間が楽しく思えたのです。私は絵が描くのが好きで、彼が初めて私の絵を褒めてくれたのがきっかけでした。何もできないまま小学生を卒業し、最後に同じクラスになったのは中学2年生のときでした。そのクラス初めての席替えで前後になりいつもよく話していました。彼はバスケ部に所属していて、私の学校のバスケ部は県の中学ではトップと言えるくらいでした。だから休み時間に体育館を通る時にシュートを決めるところや、体育の時間のバスケの授業を見た時、いつもドキドキしていました。運動神経抜群の彼ですが、話してみると女子と慣れてなくてすぐ顔が真っ赤になるところとか、天然なところがとても可愛いなと思っていました。でも、そんな楽しい日々もコロナによって少なくなってしまい、3年では同じクラスになれず、離れてしまいました。でも、私には勇気がなくその年はほとんど、彼の姿を目で追いかけるくらいしかできませんでした。彼はバスケをしているから、高校は県の強豪に行くらしく、高校が離れてしまうとわかりました。だからこそ、最後こそは勇気を出そうと思い、卒業式の日に今までで最大の勇気をだし第二ボタンをください、とお願いしました。少し恥ずかしそうにしてたけど、もらうことができました。でも、告白の勇気はなく告白はできませんでした。告白はできなかったけど、私はこの気持ちが続く限り諦めないでいようと思います。たとえ高校が離れても。今は彼との連絡手段を知り合いに聞いてもらおうとしたり、少しづつ距離を縮められるように頑張っています。すごく心配もあるけどこれからも頑張りたいと思います。

written by 音璢

エピソード投稿者

音璢

女性 投稿エピ 1