君の本音

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中学3年で卒業間近となったある日
卒業アルバムにのせるクラスページのアンケートを書いている時だった。
質問項目に答えるものだが、質問1に好きな人を書くものがあった。もちろんキャラクターなどもOKだった。
私の前の席の男子の伯(はく)が何を書くか悩んでいた。私はとっくに書き終わっていたので伯の首の裏筋に定規でプスッとつついた。すると伯が真っ赤な顔でこちらを振り向いてきた。
そこから伯は好きな人で誰を書くか決めたようだ。
何を書いたのかはわからないが、何事もなく卒業を向かえた。あの時の普段見せない真っ赤な顔、その後私に対する照れた反応、高校は別々だが、私は理由が知りたくてたまらない。今度会ったとき聞いてみようと思う。

written by Misa

エピソード投稿者

Misa

女性 投稿エピ 4