ブラックチョコの続き

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1年の時ブラックチョコをくれた彼とは、クラスが離れてしまったのですが、その時からずっとLINEで話していました。

高3になり卒業式の日。
二人の間のクラスでたまたま会ったので「写真撮らない?」と言いました。すると彼は自分からスマホを構えてくれて「いいよ、撮ろ?」と言ってくれました。
ついでに卒アルも書いて貰っていると他の男子から卒アル書いてと言われたのでその男子のクラスに一人で移動して書いていたら、私のリュックを背負って卒アルを持って「荷物と俺の存在忘れんなよー」と言いながら届けてくれました。

帰ってから卒アルを見てみると、彼からのメッセージが沢山書かれていました。そして、最後の文章には「美桜さんと出会えてよかった」と書かれていました。
遠くの大学に行くと聞いていたから、この気持ちは蓋にしておくつもりだったけど、振られてもいいから伝えなければ後悔する。

そう思ったので、数人で集まった彼の送別会の時気持ちだけ伝えました。「返事は要らない、この気持ちは忘れるからこれからも友達で居てくれる?」泣きそうになったので彼の言葉を聞く前に走って逃げようとしたら手を掴まれて、「俺も好き、寂しくさせないからこれからは彼女でいて欲しい」

written by 真桜

エピソード投稿者

真桜

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