世にも奇妙な恋

コンテンツ名とURLをコピーする

小学生の頃、不思議な恋をしました。
ある日の夢の中で、知らないけどかっこいい男の子と2人で鬼ごっこをしました。凄く幸せな夢でした。
私らしくもなく、その日の夢は起きたあとも鮮明に覚えていて、その日の朝は夢の余韻に浸った登校しました。
その日の放課後、校庭のグラウンドのわきの道を歩いていたらサッカーボールが飛んできて、驚いてしゃがみこむと誰かがサッカーボールを足でカバーして守ってくれました。それがなんとあの夢の中の男の子だったのです。その瞬間、名前も知らないその子に恋に落ちてしまいました。
それ以降頭の中は何時でもその子のことでいっぱいでした。その子はひとつ上の学年で頭はそんなに良くないけれど運動神経がとても良くて、クラスのムードメーカーでした。私はそんな彼を見ているだけで本当に幸せでした。
奥手すぎた私はその子とはそれ以降一言も交わすことが出来ませんでしたが、1度だけ、その子に名前を呼ばれたことがあります。
たまたま学校のバトミントンクラブが同じになって、校内試合をした時、たまたまその人と試合をすることになって、「○○さん、(試合)やろうぜ」と言ってくれたのです。その時は人生で1番キュンとした瞬間で、小さく頷くことしか出来ませんでしたが、その日の思い出だけで一生ドキドキしていられる気がします。
※ちなみに試合は27-5でぼろ負けでした(^_^;)

written by くらげ

エピソード投稿者

くらげ

秘密 投稿エピ 2