プロポーズなんてなかったけれど・・・

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付き合ったり、離れたりを2度ほど繰り返して。
3度目・・・。3度目の正直。



前回別れた時の事とかもあって、結婚は諦めてました。

最初は彼からだったけど、
後は私から押し切る形で戻りました。
本当にまた一緒にいられる事が幸せで。
それで良いと思ってました。

3度目はそれまでと違って
だんだん連絡くれる頻度が増えて
会う間隔も短くなって
彼の大切な家族。
おじいちゃんにも『彼女』と紹介して貰えました。
(彼の両親は離婚。一緒に暮らしてたお母さんは亡くなっています)


そのおじいちゃんはご高齢で、
その後、老人ケアセンターに入居する事に・・・。
ご飯もほとんど食べられず、ほぼ寝たきりになってしまったおじいちゃん。
亡くなる前、1度だけ一緒に会いに行かせてもらいました。

その時、彼が涙を浮かべ
『じいちゃん。俺こいつと一緒になるから・・・』
と言って手を握っていました。
私は、
えっ???結婚するつもりない
ってずっと言ってたのに、急にどうして・・・??
と思っていました。


それからの事、
程なくしておじいちゃんは亡くなりました。
その時には、私は毎週末は彼の家に泊まる様になっていて、
そのうち私の仕事の関係で半同棲状態になりました。
(※毎週2人の休みの日の夜は、
私の実家でご飯を彼が作ってくれていました。)

そして、その年の年末と年越しは私の実家で過ごしました。
年が明けた頃・・・
リビングで、私の両親と彼と私。
4人で何気ない会話をしていた時突然
『今すぐにとは言えませんが、
僕、〇〇ちゃんと結婚するつもりです。』
(一人称を時と場合で使い分けてる為間違いじゃないです。)
と言いだしました!!

両親一瞬ぽかんとしてましたが、
直ぐに2人共笑顔になって、
父が
『〇〇を頼む・・・』
と言ってくれました。

私は何が起こったか、直ぐに理解出来ず
頭の中は?でいっぱいでした。
母が
『〇〇!良かったね!』
と言った辺りで、我に返りました。


前から結婚しないって言われてて、
考えた結果それでも一緒にいたいと元に戻った事。
だから、おじいちゃんの時も安心させる為に言っただけなのかもと思ってた事。
突然の両親の前での宣言。
え?私、直接言われてないよ?!
でもここで言ったって事は本気なんだ・・・と
嬉しい気持ちだけでなく、色んな感情が溢れ出てきて、しばらく号泣してしまいました。

他の3人は
『泣きすぎ!!』と笑ってました。笑

written by ばにこ

エピソード投稿者

ばにこ

女性 投稿エピ 5

どこかのうさぎさん。 元。大好きなバンドのバンドマンの旦那様との付き合ってる時のエピソードをあげていきます。