オラオラ系高校生からの熱烈なアプローチ

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私は大学生で高校生向けの塾のアルバイトをしています。
そこには私に懐いてくれるA君という受験生の男の子がいました。
普段はオラオラ系のリーダー格男子のA君ですが、2人で話す時は弱音をはいたりするところが可愛いなぁと思ってました。休み時間になるとすぐに私に「先生〜」と話しかけてくれるので恐らく好意を持たれているということには気づいてましたが、私の好きなタイプは歳上だったのであまり気にしてませんでした。
しかしある日、夢の中でA君から告白され、手を繋がれる夢を見ました。
夢にもかかわらず不覚にもときめいてしまい、その日からA君のことを意識してしまうようになりました。
すると後日、A君から「卒業したら2人でご飯に行きたい」と言われました。受験勉強を必死に頑張っているのを見ていたのでもちろん答えはOK。
受験も近づき、A君はメンタルが弱くなりかけた時もあったので、受験前日は好きなジュースを買ってあげました。(本当は贔屓になるので禁止)
第1志望校の受験も終わった日、A君にお疲れさま!と伝えると「先生、合格したらご飯行く約束覚えてる?」と聞かれ「もちろん」と答えると、「その為に俺頑張った!約束だよね!」と言われ思わず笑みがこぼれました。
大学生になると打算的な恋愛も多くなっていましたが、計算なしで私自身を好きになってくれているんだということに嬉しくなってしまいました。

A君の第1志望校の結果は合格。A君は県外に進学することになりました。後日、インスタグラムをフォローされメッセージをやり取りしているうちに食事に行く約束をしました。
A君とは知り合って3年も経っているのでとても話は弾み楽しい時間でした。けど正直、告白されたらどうしようと思っていました。
長い間生徒として見てきてその信頼関係を崩したくない、けど自分も異性として意識してしまっていて心はぐちゃぐちゃでした。

結局告白はされませんでしたが次回帰省するときにも食事したいといわれ、了承しました。安心したようながっかりしたような…。
次回もしA君に告白されることがあれば、こんな私自身を計算なしで好きになってくれたことへの感謝、そして私自身もA君にしっかり向き合っていこうと思います。

written by らん

エピソード投稿者

らん

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