片思いからの大逆転!

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私は中学3年生の由美。
私には、小学5年生からずっと好きな人がいます。
そんな私の好きな人の名前は光輝。
光輝と私のキュンとするお話です。

【小学5~6年生の時の話】
光輝はカッコよくて、運動神経抜群で、頭も良くて、私の理想的な人でした。
だから、もちろん女子にはモテモテ。

噂が怖かったのですが、私なりに沢山アピールをしました。
例えば
・彼が授業で分からないところがあったら、こっそり教えてあげる
・彼が休んだ次の日に「体調大丈夫?」など声をかける
など地道な努力を積み重ねていきました。

でも...
そんな努力は報われず、ついに小学校卒業。
私は中学校で同じクラスになることを祈り続けました。

【中学生の時の話】
私と彼は同じ中学校に入学しました。
そして、運命を分けるクラス発表!!
私はワクワクしながら、クラス発表の貼り紙を見て、必死に彼と私の名前を探しました。

でも、私に恋の神様は微笑みませんでした。
全部で9クラスある中、彼は4組・私は8組。
さらに、部活も委員会も、全て違いました。

私はただ光輝との思い出を泣きながら思い出すしかありませんでした。


そして、時が過ぎ中学2年生の春。
待ちに待った中学生最後のクラス替え!
私の学校では、中学2.3年生は同じクラスなので、このクラス替えが、彼と同じクラスになれるラストチャンスなのです!

しかし、やっぱり私には恋の神様は微笑んでくれませんでした。
またもや、彼とは違うクラス。
この時ばかりは、普段全く泣かない私ですが、ガチ泣きしました。
でも、こればかりはどうすることも出来ず、廊下ですれ違う光輝の姿を目に焼きつけることしか出来ませんでした。


そして、本当にどうすることも出来ずに、中学生最後の春が来ました。

私は(このまま、グダグダしてても何も変わらない!)と思い、ある決断をくだしました。

それは人生初の告白です。
光輝にLINEで告白することにしました。

↓ 私と光輝のLINE

私「ねぇねぇ光輝」
彼「んーどした?」
私「急なんだけど、光輝の好きな人教えて!」
彼「由美が言ったら言うよ」
私「じゃあ、私の好きな人は同じ小学校の人だよ」
彼「俺の好きな人は違う小学校の人」

(あ、もう無いじゃん。ただの片思いだったんだ)

私「えー誰?」
彼「じゃあ大ヒントね」
彼「同じクラスで、身長高くて、LINE繋がってない」

自分のことが好きな可能性は100%ないとわかっていても、私がここまで好きになった人の好きな人が知りたかったから。辛い思いを抑えて、名簿を見ました。

私「もしかして、〇〇さん?」
彼「よくわかったね!」
私「確かに可愛いもんね...」

スマホの画面には私の涙がポツポツと落ちていました

彼「今日何の日かわかる?」
私「え?」

突然の言葉に驚きつつも、急いでカレンダーを見ました。

「4月1日...誰かの誕生日?」

私「ごめんわかんない。なんかの記念日?」
彼「鈍感にも程があるだろ‪‪‪w‪」
彼「今日はエイプリル...?」
私「フール!」
彼「正解!エイプリルフール」
彼「今まで僕が出したヒント全部嘘だよ」
私「う、うそ?」
彼「僕の好きな人は...」
彼「同じ小学校で、違うクラスで、背が低くて...今LINEしてる人」

この条件に当てはまるのは...
私しかいませんでした。
悲し涙から嬉し涙に

彼「俺と付き合ってください!」
私「はい!」

複雑な気持ちになりながらも、とっても素敵な4/1になりました。
中学卒業を目前にした今、私には光輝という素敵な彼氏がいます。

written by キュンユミ

エピソード投稿者

キュンユミ

女性 投稿エピ 1