初めての遊び

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付き合って5ヶ月。
部活の後輩くん。

初めて遊んだ。
ずっと遊びたかったけどコロナ関係もあったし、周りには秘密で付き合ってたから、人が多いところにも行けない。

12月のとても寒い年末近く。
海に行った。

そこに行くまでの電車で隣に座っているあなたと何気ない話をしてた。
そこで、やばい、今日なにか進展しないとやばい。
彼はウブだから私が頑張らなきゃ。

と考えにいたり、すっごくドキドキしたけど頑張ってそっと腕を組んだ。

情けないことに、えっと声を漏らしてるのを聞いて不慣れだなあとくすくす笑う。
そういうところが好きなんだけどね笑笑

そこで吹っ切れがついて、外でも自然に腕を組んでずっと歩いた。あの緊張はどこに行ったのか。
まあ勇気出して良かった。

12月末ということもあり寒すぎてお互い縮まりながら、歩く。

腕を組んでる手が時々軽く触れるくらいに当たる。
これは、手を繋ごうとしてるのか…?
それとも偶然なのか…?
恋愛なんて全くわからなかった彼が勇気を出そうとしてくれてるのか。

勘違いでもいいからちょっとにやけてしまう。

昼食はレストランで食べる予定が電車が暴風で遅延したせいで、着いたのが3時ほどでlunchは終わってた。

まさかの事態だったけど、普通のスーパーに入って、2人でパンを買うあたり、これはデートなのか…?

帰りも暴風のせいで電車が1時間ほど遅延。
寒すぎて、用も済んだから、そこら辺の民家をぶらりと2人で腕組んでくっつきながら、歩いた。

もはやデートなのか分からない。
ただの散歩なのか??

あの家センスいいとか、もうほんとにデートか分からない会話をしながら歩いた。
でもそんな時間が楽しくて好き。

そろそろ駅行こうといって、向かってる途中で、手を握ってきた。

心臓止まりそうで、くすぐったくて、顔を見ると顔をそらされる。
それにまたくすくす笑って、2人で駅に向かった。
女子とはよく手を繋ぐけど、やっぱりちょっと大きくて、握る強さがちょっと強い。
そこがまた不慣れだなあなんて思って笑ってしまう。


電車に入るとまたもや踏ん切りが着いたのか、どちらかともなく手を繋いで、暖をとってた。

私の指輪が着いた人差し指のピンクゴールドの指輪を可愛いと笑ってくれたあなた。
そこで、あの、ウブで恋愛なんてしたことなくて、好みのタイプとかも答えようとしない子がそっと私と繋いでた左手をもう片方の手で包み込んだ。

つまり、両手でそっと包み込んできて。
思わず、ドキドキしてしまう。
あれ、この子こんなことする子だっけ…。

すごくすごく楽しい一日だった。



後日談

電話で夜中に話してる時。

この前遊んだ時、握る手の強さ強いなあって思ったんだよね。

え!!あれでもめっちゃ手加減したのに!!

え、そうなのー??笑笑

だってなんか、こう手が、ふわっとしてるって言うか、繊細っていうか、

言いたいことがすごくよくわかって嬉しくてくすぐったかったけど、わざと分からないフリして、えー?どういうこと??と尋ねる。
そこでまた、彼が困った顔して伝えるの難しいな…とか言いながら、頑張って話す。

そんな彼を見て、ニヤニヤとホワホワで満たされた気持ちになり、ちょっとだけあなたを見直した。
だって、恋愛なんて一生しないと思ってたあなたが、私なんかにドキドキしてくれて、勇気を振り絞ってくれて。ありがとう。

written by こんぺいん

エピソード投稿者

こんぺいん

投稿エピ 3