学祭マジック

学祭マジック

私が高校二年生のとき。一個上の野球部の先輩。引退試合を観に行ったときに一目惚れ。話したこともなく、特になにも出来ずに過ごしていたらその後の学校祭で奇跡的に同じ演劇パートに。LINE交換して連絡を取り合う日々が続き「運命かも…」なんて浮かれていた。が、仲良くなり過ぎて恋バナに発展したときに先輩の好きな人が同じ演劇パートのM先輩だということを知ってしまった。浮かれすぎていただけにかなり落ち込んだ。M先輩には彼氏がいるが、叶わない恋をしている先輩の姿をみるのが辛かった。私も私で諦めきれず、学校祭準備にかこつけて、2人で買い出しに行ったりもっともっと仲良くなろうと努力した。演劇の練習では舞台袖で2人で待機する時間があり、切ないけど幸せそのものだった。いっぱい話しかけたしいっぱい話しかけてもらった。学校祭も無事に終わり、打ち上げの時、みんなで花火をした。もちろん同じパートのM先輩は来てるし2人が話してるところを見るのはすごく辛かった。この打ち上げを最後に先輩とは関わりが無くなるのはわかっていた。何か爪痕を残したくてさりげなく横を陣取ったりして…（笑）帰る時間になり、送ってくれると言うので勇気を振り絞って言おうかどうかって時に先輩のほうから告白してくれた。がんばって良かったと思えた瞬間でした。
それから6年目の記念日に結婚。結婚して2年経ったいまも彼のことが大好きです！

written by マヤ