もっと近づきたい~恋人になってからのもどかしい思い~

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高校に入学してから同じクラスに気になる彼がいました。彼とは出席番号が遠く、中々話すことが出来ませんでした。そんなとき、友達が同じクラスで彼氏を作りました。その彼氏は私が気になる彼と仲が良く、協力してもらい4人で1緒に遊ぶことがありました。
カラオケにいき、彼は私の歌が上手だと褒めてくれました。そこで連絡先を交換し、これをきっかけに少しずつメールのやり取りをするようになりました。しかし、あがり症な私は学校で会っても恥ずかしくなってしまい、あまり上手に話せない日々が続きました。
高校2年生になり、文化祭が近づく秋頃に彼と一緒に文化祭を回りたいと思い、意を決して電話で告白。「1年生の時からずっと好きでした。よかったら私と付き合ってくれませんか」と言ったあとに彼から「俺も、ずっと前から好きだった」と返事をもらい付き合うことが出来ました。
しかし、メールでは上手にやり取りできるのに直接会うとお互い恥ずかしさが上回り、なかなか話すことが出来ませんでした。
文化祭当日になり、一緒に回ろうと声をかけようとしましたが、なかなか勇気が出せずに誘うことが出来ませんでした。一緒に回ることが出来ず、終わったあとに悲しくて情けなくて落ち込んでいると、彼からメールで「教室にきて」と。
急いで行ってみると、彼は恥ずかしそうにしながら「今日本当は一緒に回りたかった、ごめんな」と言い、私をハグしてくれました。彼もずっと私を誘おうとしていたが、私と同様で勇気が出せずにいたとのことでした。
いきなりで恥ずかしい思いと嬉しい思いとが交差して思わず泣いてしまいましたが、この出来事で彼との仲が深まりました。今は進学をきっかけにお別れしてしまいましたが、私の大切な甘酸っぱい思い出です。

written by あんち

エピソード投稿者

あんち

女性 投稿エピ 4