今は事情は知らないけれど

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私は小学4年生の頃から塾へ通っていました。
私はその塾へ通いだして少ししてから、Tくんという子が塾へ新しく入ってきて、その子のことが気になって仕方がありませんでした。
初めて見たときは、かっこいいな程度でしたが、共通の塾の友達を通して仲良くなり、明るい性格や、少しシャイなところに惹かれ、好きになりました。
でも小学4年生の私には好きという気持ちを伝えるにはまだまだ難しい年でした。
それでも相手に伝わったのか、なんなのか、授業中よく目が合ったり、自由席の時は横に座ってくれたり、帰る時は必ずバイバイと言ってくれたり、「俺と消しゴム一緒」なんて些細なことも話してくれました。
彼といる時はとても楽しくて、それが楽しみで塾へ通っていたようなものでした。
そして時が過ぎて中学生にあがりました。
中学生になると高校受験のことを考えて塾に新しく入ってくる子が増えました。それと同士に私は引っ込み思案になってしまい、彼と話す機会が少なくなりました。
そんなある日でした。
私が早く塾に着いた日。私1人の教室に塾へ着いたところの彼が入ってきて、「宿題あったっけ?」と彼が久しぶりに話しかけてくれてくれました。私は驚きと喜びを隠しながらも彼にやっと届くくらいの控えめの声で「なかったと思う。」そう言いました。「OK、ありがとう」「うん」そこで会話は終わりました。ですが私は嬉しくて嬉しくて仕方がありませんでした。話しかけてくれた、久しぶりに塾が楽しいと思った。でもそんなある日その気持ちは途絶えてしまいます。
彼に彼女ができたのです。正直その時も彼が好きだったのかと聞かれると覚えていませんが、ショックだったのは鮮明に覚えています。
それから中学2年生の頃に私は塾の勉強内容についていけなくなったのが原因で、塾をやめてしまいました。そしてそのまま今に至ります。
高校生になった今、彼がどこの高校へ行ったのかや、彼女とはどうなったのか、知らないことばかりですが、せめて連絡先は聞けばよかったと今思います。
自分で言うのも違う気がしますが、彼が当時バイバイと言っていたのは女子で私だけでしたし、女子の仲では1番私と話をしてくれていました。
ほんの少しだけ思うんです。もしかしたら、あの時両想いだったんじゃないのかって。

written by m

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女性 投稿エピ 19