最初で最後の恋 episode2

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それから北野くんと一緒にシフトする時は、北野くんと同じ高校に進学した中学の同級生の話とか、趣味の話とかいろいろ話すようになりました。

バイトを始めて3ヶ月ほど経ち、もうすっかり秋になりました。
学校が終わり、バイトに向かおうとすると、1人の女の子が私に向かって歩いてきました。

「瀬川ハナちゃんだよね?」
「そうです。」

「私、渡辺マナ。尚翔から聞いてるでしょ?」
「うん。北野くんの彼女だよね。」

「そう。尚翔ってバイトの時どんな感じ?」
「すごい仕事出来るし、よく話しかけてくれるよ。」

「そーなんだー。
尚翔あんまり女の子と話さないのに意外。」
「え、そうなの?」

「うん。まあ、バイトの時は尚翔よろしくー。」
「あ、うん、じゃあバイトだから行くね。」

マナちゃんとは別れて私はバイトに向かった。
今まで喋ったことないのにいきなりびっくりしたー!
でも、北野くんってあんな感じの子と付き合ってるんだー…
本当に意外!

そんな事があった後、北野くんと一緒のシフトの時にマナちゃんに話しかけられたことを話した。

「え、そうなの?」
「アイツ人見知りなのに珍しいなー」
「私も本当にびっくりしたよー!」

その後、卒業するまでマナちゃんから私に話しかけられることはなかった。




episode3へつづく。。

written by jasmine

エピソード投稿者

jasmine

女性 投稿エピ 2

私の最初で最後の恋。 馴れ初めから現在に至るまで エピソードにしてみます。