小中学生の時、9年間同じクラスのA君がいました。小学生の時はお互いに身長差もなく(むしろ私が高い)特別な感情もありませんでした。中学校に入ってからもずっと同じクラスで、何か運命があるのかなと思いました。2年生の時A君が初めて部活をしているのを見て、いつもとは違う真剣な表情に惹かれ、気づけば身長差もどんどん離れていきA君が男の人なんだと恋愛感情でしか見れなくなってしまいました。ある日、私が体調を崩して登校した時、他の友達にはばれなかったのにA君が「今日体調悪かったでしょ。」と声をかけてくれて、私のこと見てたのかなと一人舞い上がってました。後日私が「A君は好きな子いるの?」と聞くと「ヒントを試験に勝てば一個教えるよ」という条件でA君の好きな子のクラス、身長、学力、特徴、最後にはイニシャルまで教えてくれて、気になった私は学年の女の子から消去法で好きな子を探しました。ですが誰一人残らず違和感を感じてよく考えると、自分を選択肢に入れてないことに気づきました。ヒント全部にも当てはまってるし、他の子もいないしということは私が好きな人なのかなと思いはしたもののA君には何も言えずにそのまま3年になりました。受験を控えたバレンタインで私は告白しようと決めていたのですが、A君に彼女がいるという噂を聞いてしまい結局「ずっとありがとう」しか言えず「好きです」が伝えられなかったのを後悔しました。高校が離れてしまったいまでも今でもA君のことが忘れられないです。
written by ぐら
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