苦手だったはずなのに…

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短大2年の私には、仲の良い男友達がいます。

入学当時、彼は金髪で、少し怖い顔をしていました。
そんな彼と話すようになったきっかけは、彼から「さっきの授業のノートを送って欲しいから、LINE交換しよう!」と声をかけられた事です。しかし、私は彼の話し方や見た目がチャラくて苦手だと感じ、あまり関わりたくないなと思っていました。
ところが、サークルも彼と同じになってしまい、必然的に関わる機会が多くなっていきました。

しかし、彼はそんな私の思いに気付いていないのか、授業の後やLINEなどで何度も話かけてくれました。そのため、徐々に私も彼への警戒心が薄れていきました。また、話をするたびに彼の友達想いな一面や価値観が私と似ている事に気づき、彼の内面に徐々に惹かれ、好意を抱くようになりました。

そして入学から半年ほど経った頃。私がいつも一緒にいた女友達3人と揉めてしまい、1人で行動することが多くなりました。すると、それを見かねた彼が「どしたの?何かあった?」と声をかけてくれました。いつも一緒にいた友人達と揉めてしまい、相談する人がいなかった私は、彼に泣きながら話をしました。彼は私の話を遮る事なく、最後まで話を聞いてくれました。そして、その友人達と距離を置きたいと思っている私に対し、「お前が距離置きたいと思ってるなら、そうした方がいいと思う。お前が潰れるくらいなら、早く離れた方がいいよ。」と背中を押してくれました。その後も、私の決心が固まるまで何度も電話をしたり、放課後に残って何時間も話を聞いてくれたりしました。

そのおかげで私は、その3人の友達と話し合いをして『一旦距離を取る』という形で了承を得ることができました。それから彼は、私が1人にならないように授業で隣の席を取って置いてくれたり、頻繁にご飯に誘ってくれるようになりました。

チャラい彼の友達想いな一面を見て、さらに彼のことが好きになりました。2年になった今、彼とは授業中や放課後、サークル活動などでほとんど一日中、一緒に過ごしています。そうした時間を過ごす中で、お互いに何でも話をして理解し合える関係を築けていると思っています。何より、一緒にいると居心地がよく、1番素を出せるのは彼だと感じています。

2年制の短大のため、来年の卒業式には彼に私の気持ちを伝えたいと思っています。

written by さくら

エピソード投稿者

さくら

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