先輩からの命令

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これは私が会社に就職したての頃の話。

新入社員は私1人。

仕事に慣れた上司や先輩に囲まれており
仕事に慣れない私は先輩を苛つかせてばかり。

私って仕事できない人間なのかな・・・
と落ち込む日々。


女の先輩は
「まだ終わらないの?」
「早く終わらさないと明日になっちゃうよ?」

と言いながら私を見下して帰っている姿を見て
泣きそうになりながらも必死で仕事をこなしていた。

気づくと夜の10時。
みんな帰ったかと思っていたら
いきなりドアが開いた。

それは同じ職場で働いている
仕事ができる男の先輩。私は密かに尊敬していた。

私は
「先輩、まだいたんですか?」
と声とかけると

男の先輩は
「お疲れ」

といって私のデスクにミルクティーを置いてくれた。

私はミルクティーが大好きでいつも飲んでいたが
先輩がそのことに気づいてくれていたことがすごく嬉しかった。

私は「ありがとうございます!ミルクティ大好きなんです!」

そう言うと先輩は
「いつも飲んでるもんね」

と笑顔で答えてくれた。

先輩「あとどのくらい仕事残ってるの?やるから貸して」

私「いやいや、悪いからいいですよ!早く帰ってくださいよ」

先輩「これは命令だから。貸して。そして君はミルクティーでも飲んでなさい」

私「・・・はい、すみません」


先輩は私がミルクティーを飲んでる間にささっと私の残りの仕事を終わらせてしまった。


私「ありがとうございました!先輩も疲れているのに、本当にすみませんでした!」

先輩「君は俺の命令にしたがっただけだろ?謝ることはないよ」

私はこんなに優しい人が世の中にいるのかと
驚きました。

先輩「ただし、これから君が早く帰れるようにしっかり指導しなきゃだな。覚悟しろよ。」

私「はい!よろしくお願いします!」


その日から先輩は私に仕事を教えてくれるようになった。
そのおかげで早く仕事を終わらせられるようになった。
でもなんで私に優しくしてくれるのだろう。先輩だから教えるのは当たり前なのかもしれないけど・・・
気になった私は先輩に聞くことにした。

私「先輩はなんで私に優しくしてくれるのですか?先輩にとっては仕事が増えるだけなのに・・・」

先輩「好きな子には優しくするのは当たり前だろ?」

さらっと言われ・・・

私「先輩・・・もし彼女とかいないなら、私と付き合えますか?

先輩「それはだめ」

・・・

先輩「俺から言わせて・・・付き合ってください」



そして先輩と付き合うことになった。




written by 相方うさぎ

エピソード投稿者

相方うさぎ

女性 投稿エピ 1

漫画を描く大学に通っていました。 日々努力して参りますので 何卒よろしくお願いいたします。