6歳差の彼と2年の片思い

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初めて会った時、「私、この人と結婚する」
と思いました。

週に一回だけの専門学校で、彼と出会いました。

彼は私より6歳上で、背が高く、明るくて優しくて、その上成績もいいのでみんなから慕われていました。
しかし私は、素直になれず誰に対してもツンツンしていて冷たい態度だったので、内心彼に近づきたくて仕方がないのにそれを行動に移せずにいました。

ある時、クラスのうちのメンバー6人でカラオケ飲みしよう!ということになり、参加しました。そこには彼もいました。煙草を吸いに外に出た彼を見て、「私飲み物取りに行ってくる」と私も外に出ました。初めて2人で話した時、めちゃくちゃ緊張しましたが、彼に「せっかく笑顔可愛いんだから、いつもそっけない態度じゃもったいないと思うな」と言われたことは今でも忘れません。

それから何度かそのメンバーでの飲み会があったり、学校の発表で勇気を出して一緒にやりたい!と言ってみたりして、少しずつ距離も近づいていきました。

「告白したいな…でも彼の気持ち、全然分からない…」とずっと思ってました。
そんな中、友達が彼に、「クラスの子と付き合うのってどう思いますか?」と聞いた時に、彼が「う〜ん、もし別れたら今後気まずくなるだろうなって考えると俺はここにいる間は付き合うことはないかな。そもそも俺に告白してくる子なんていないけど(笑)」と言っていました。出会って一年、卒業まであと一年。私は卒業するまで、告白はしないと決めました。

1日1回、毎日LINEのやりとりを続けました。もっと色々聞きたいけれど、我慢して、しっかり毎日お返事を返してくれる彼は、私に気があるのか?それともただ優しいだけなのか…。それすらも分からず、でも返事をくれることがとっても嬉しかった。

ある時、LINEのやりとりで彼の誕生日を知りました。彼の誕生日まであと半月もありませんでした。
「お誕生日祝いに、2人で飲みませんか!」と勇気を出して誘いました。
しかし、それと同時に、6人グループの方で「彼の誕生日を祝ってみんなで飲もう!」という提案が。
「どうしよう…みんな乗り気だ…。彼もみんなから祝ってもらった方が嬉しいかな」と断られる覚悟でいました。
『すまない。その日は予定が入ってるんだ』とグループに彼のLINE。それを見たあとすぐに、「予定って、私との予定ですか???!」と聞くと、「先に誘って貰ったからな」と彼からの返事。
「いやいやいや、申し訳ないです!私もいますし、みんなで祝いましょう!」と私はグループの方で祝ってもらうことを提案しました。「本当にいいのか?」と聞かれました。本当は嫌ですが変な意地を張った私は、「はい!せっかくですし皆さんに祝ってもらって下さい!!」と返事をしました。

そんなこんなで、彼の誕生日はみんなで祝い、後日、彼から「せっかくだし、2人で飲みに行かないか?誘ってくれたの、嬉しかった」と連絡を貰い、数週間後、2人で飲みに行きました。「遅めの誕生日プレゼントです」とタオルハンカチをプレゼントしました。汗かきでいつもタオルを持っていたのを見ていたので、これがいい!と思って選んだものでした。
「すっげー嬉しい………大切に使うな。ありがとう」ととっても喜んでくれたのを覚えています。
その日の飲み会は、本当に時間があっという間で、お互い驚くくらい話が盛り上がりました。
「今度また遊ぼう!」とお酒に酔った勢いも借りて言ってみたところ、「おお!行こう!!」と喜んで返事をしてくれました。
お互い絶叫系が好きだったので、「遊園地行きたいです!」と提案し、数ヶ月後に行く予定を立てました。

当日。彼が車で迎えに来てくれて、楽しく遊園地で遊んでいました。
「帰る前に、最後は観覧車に乗りたい」と言われ、「分かりました!」と返事をし、時間は過ぎ観覧車に。いつも堂々としてる彼らしくないほどにソワソワしながら観覧車に乗っているので、私もさすがに察して、「何か、言いたいことでもあるんですか…?」と聞くと、「かりんのことが好きだ。俺と付き合って欲しい」と顔を真っ赤にして告白してくれました。
もちろん返事は「こちらこそ!」

学校を卒業した今でも、彼とはケンカもなくお付き合いしています!

written by かりん

エピソード投稿者

かりん

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