大学4年の私は
2つ下の彼氏がいました。
甘えん坊で泣き虫で
優しくてわがまま聞いてくれる
短気な私は毎日何かしらで怒ってた
「今日出かけるって言ったじゃん!なんでまだ寝てるの!!」
「ん〜、、、まだ早いよ」
「もう11時!!10時には出るって言ってたじゃん!嘘つき!!夜遅くまでゲームしてるからでしょ!!」
そー
彼はゲーマー。
大家さんにも怒られるほど
ゲームの時は暴言吐きまくって人の眠りを妨げるくせに、自分は約束破ってまで寝る。
それでも、許せてしまうのは
「そんな怒んないでよ〜。ほら、一緒に寝よ」
と、甘えてくるところ
「ほんとムカつく、うざい」
と、言いながら彼の匂いはイライラしている私を落ち着かせる
付き合って1年半くらいの時かな
付き合ってる期間に何度もあった
家に行くよ詐欺
「今日行くから」
というLINEから
朝起きて1人の布団
「ごめん寝てたわ」
ってくる昼のLINE
クリスマスは私が勝手に予定を空けてたら
彼は友達とスノボ
それを知ったのはクリスマスの5日程前
何をするか、どうプレゼント渡そうか悩んでいた私がバカだった。
…そんなある日
散り積もった我慢が限界に達してしまい
私から別れを告げた。
それでも、私の癒しだった彼の匂いは数年たった今でも覚えてる。
別れた時「俺はもう彼女できねーわ」って言ってた
私も嫌いになったわけじゃない
彼氏だったらっていう理想が高かったのだろう
1年半一緒にいたことで中々離れられない私たち
曖昧という関係
「絶対遊びに行くから」と言ってくれた
私はこれも詐欺かなと思いつつ「絶対だよ」と、
少し期待してしまった。
次の彼氏、彼女ができるまで、お互いが確実に吹っ切れるまで、と言って彼の家の鍵を預かった
私は卒業し引っ越した
連絡をとっていたのは3ヶ月くらい
半年たってきた久々のLINEは
「彼女できた。鍵を送って欲しい」
あー、また詐欺だった
鼻で笑えた。
でも、心のどこかで私はいつかきてくれると思ってた
悔しいかった。嘘つきってまた怒ってしまった。
その後、私にも彼氏ができた
年上のしっかりした人
仕事は真面目に
休みは楽しく
切り替えのできる大人な人
アウトドアで私と同じ
怒るとこなんてない
それが何故か寂しい
ふと
蘇る記憶は
怒ってるのに仲が良かった元カレとのこと
時々涙が出てくるのはなんでなんだろう
written by オカ
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