私が好きになったのは9歳年上の理科の先生です。
その先生は、今年になってから私の通っている学校にきました。
私は中学3年生でその先生は2年生の学年担当だったので、はじめは特になんの接点もなく学校では挨拶を交わす程度でしか関わりがありませんでした。
が、1年生の妹の学年の理科の授業を受け持っていて、妹から先生の話を聞くうちに、だんだんどんな人なんだろうという興味が湧いてきて理科室でよく授業をしているので、会いに行くようになり、私と同じジブリ好きで話が噛み合い、毎日のように話すようになりました。
2学期に入ってから、体育祭の色別の振り分けで先生とおなじ黄色組になり、練習のときにも話したりしました。
先生はいつも練習の時カメラを持っていたので、練習の時、タイミングあったらカメラ貸してくださいと頼み、いいよと言われたので次の練習の時間からはいつ貸してもらえるかな、と練習が待ち遠しくてたまりませんでした。
ですが、学年が違う先生という事もあり、なかなかタイミングが合わず貸してもらうことができないまま体育祭当日になってしまいました。
慌ただしく午前の部が終わり、先生と話している暇もなく友達と一緒にお昼ごはんを食べ、校庭へ出て休もうと思い、テントのまわりをウロウロしていたとき、午後の部の準備中だった先生がカメラを持って私のところへ来てくれました。
この間言ってたカメラと言って、使い方の詳細を教えてくれました。使い終わったら渡してくれればいいからと言って、先生は午後の部の準備に戻っていきました。
忙しい先生ですから、そんな小さな約束忘れられたかなと思っていましたが、先生は覚えていてくれました。
そんなこと?と思うかもしれませんが、私にとってはとても嬉しいことで、そこから私は先生の事を好きになったのかもしれません。
written by M,I
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