甘々な彼にトキメキ止まらない予感♡

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クリスマスの夜。


大好きなカレシの央綺(ヒサキ)くんと隣に並んで、広場の大きなツインツリーをうっとりと見つめる。


「キレイだね……」

「そーだな。…………でも、」


なにやら言葉を言いさす央綺くん。


「んっ?どうかした?」


そんな央綺くんを不思議に思った私は、ツリーから視線をとなりに向けた。


その時──


ゆっくりと央綺くんの顔が近づいてきて、オデコ同士がコツンとくっつけられる。


「俺は、茉苺(マイ)の方がもっとキレイだと思うけど……」

「へ……っ?」


央綺くんの予想外な言葉に、私は大きく目を見ひらかせる。


え、今……『綺麗』って言ったよね?


わぁ、どうしよう……。


こんなの夢みたいな展開すぎる。


ふだんの央綺くんなら、私がどうかなって聞いても“別にいいんじゃない?”って、絶対クールな反応しか見せないのに。


ニガテな早起きを頑張って、念入りに用意した先に、こんな甘々な展開が待っていたとは。


ぐふふふふ……。


嬉しさのあまり、ほっぺたが緩んで緩んでしょうがない。


「い、いつまで見てんの……恥ずいからこっち見るな」

「いだ……っ!」


軽くデコピンされてしまった。


ありゃりゃ、これはいつものクールな彼に戻ったかと思いきや。


央綺くんの方を見ると、耳の根元まで真っ赤にしているではないか。


そんな央綺くんにつられて、今度は私までもかぁぁっと顔が赤く染まっていく。


どうやら、クリスマスの夜は甘々な彼に胸のときめきが止まらない予感です──…♡

written by :*✿ひめりぃ✿*:

エピソード投稿者

:*✿ひめりぃ✿*:

女性 投稿エピ 41

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