それからというもの、学校帰りにAくんに待ち伏せされてたり、時には家まで来て学校での出来事を話せと言ってきました。
そんな出来事が続き、私は次第に学校へ行くのが怖くなっていきました。もしかしたら、また待ち伏せされてるのでは、と。
1週間ぐらい学校へ行かなくなった私でしたが、さすがにこれ以上は休めないと思い、勇気を出して学校へ行きました。
ただ、ミキちゃんと学校帰りに図書館へ寄ろうとしたら、Aくんがいました。
彼は私を見るなり、近づいてきて、私を怒鳴ってきました。
"なんで学校来なかったんだよ?!俺に連絡も寄越さないで。男と遊んでたのか?!浮気だろう、それ!!"
あまりに怖くて、私は黙ってるしか出来ませんでした。一緒にいたミキちゃんが怒鳴り返してはいましたが、なんの意味もなく、むしろ彼の怒りは酷くなっていきました。
"今度から、学校に俺が送る。範囲100メートル以内に男子はいちゃダメ。男子と喋っときは、女子に伝言して伝えてもらえ。"
彼氏でもないのに、と思いやめてと言いかけたその時でした。誰かが私の肩をポンッと手を置いたのは。
"あんたさ、人の彼女にちょっかい出すとか、ありえないから。"
そこに居たのは、私が片思いしてるレンくんでした。もちろん、そのあともレンくんとAくんは揉めていましたが、最後にレンくんが"じゃあ、ここで恋人らしいこと見せれば、信じるの?"と言うと、Aくんは帰っていきました。
レンくんは、私とミキちゃんが困ってると思ったらしく、ちょっと離れたとこから会話を聞いていたらしく、手伝ってくれたみたいです。そんな彼を見て、勇気を貰った気がしました。
それからというもの、Aくんから連絡が来ても、たとえ家に来ても、キッパリ断ることができるようになりました。次第に彼は来なくなり、今では全然姿も見ません。
今では、無事レンくんと付き合えましたが、あの時助けてくれた彼が1番かっこよく思ったのはここだけの秘密です。
written by ニア
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自分自身や友達の恋エピを書いています。絵の勉強もしています。マンガ化されたらとても嬉しいです!