まだ幼すぎた恋

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私の家庭は母子家庭で 母子の集まりみたいな所に昔から参加していました。同じ県でも近い市から遠い市まで幅広く親子が参加しており 私はとても人見知りだったので その場でしか会わない人と中々仲良くはなれませんでした。人見知りで知らない人と話せないのに 運動会などは子供がメインで参加するので親と離れて知らない人達の中に行かないといけなく正直いつも憂鬱でした。そんな中でもグイグイと話しかけてくる男の子がいました。初めは人見知りだった私もその子の強引さと明るさに負け次第にその子にだけは素で話せるような仲になれていました。ある日いつも通り運動会を終え私の住んでいる市にバスが着いたので親と降り車で帰る途中信号で止まった時にバスの周りにまだいたその男の子にバイバイと手を振ったら 返してくれるわけでもなく少し黙っていたと思ったら周りの友達に後押しされてる様子の後大きな声で私に好きです!!と言ってきました。親もいたし周りも沢山人がいて 幼かった私は思わず恥ずかしさ等から ば〜かと返してしまい、すぐ信号は変わって車は進んで言ってしまいました。次会う時話せばいいと思っていました。ですがタイミングが悪く次の集まりが親の嫌いな場所で今回は参加しないと言われそれがきっかけでそれ以来参加をしなくなりました。次がないのならあの時返事をしておけば良かった。バスで帰ってる途中に言ってくれれば良かった。そんな後悔ばかりが残っています。1度だけ高校生の時ショッピングモールの入口ですれ違った事はありましたが話しかけることもなく終わりました。どこに住んでいるのかもわからないので今となってはあの時行動してれば今はどうなっていたんだろうなど昔の少し後悔の残る恋話となっています。

written by りの

エピソード投稿者

りの

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