甘い青春

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かれこれ20年前のお話になります。
高校入学して、部活の見学をしていた時です。そこの顧問の先生が来たときに、一目惚れをしました。バレー部の顧問の先生は身長が180cmはありすらっとして優しそうな先生でした。先生に会うとドキドキしてまともに話せず、すれ違うだけでも緊張していました。でも、接点は部活しかなく、でも先生に気に入られたいと言う思いから、お出掛けしたらお土産を買ってきたり、バレンタインもあげたりしてました。また、友達にお願いして連絡先を聞いてもらい、ベタだけど年賀状や暑中見舞などを送っていました。律儀な先生はしっかり送り返してくれて、それを手帳に挟んで毎日持ち歩いていました。それがあれば頑張れたから・・・。好きすぎて、告白することはできませんでしたが、ある日、違う先生から受験に合格したらご飯に行こうかなって言ってたぞ!と言われひたすら勉強しましましたが、失敗してしまいました。気持ちを伝えられないまま卒業し、それから一年予備校に通い、志望校に合格することができました。合格したら先生に連絡しようとずっと決めていて、繋がるかわからない携帯にかけたら、懐かしい先生の声が。でも、先生から出てきた名前は私の名前じゃなくて違う人でした。あっけなく私の恋は散りました。でもあの時名前を間違えてくれたから、そこから新しい恋ができたのだと思います。今は190cmある旦那と可愛い息子三人に囲まれて幸せな生活を送っています。

written by さや

エピソード投稿者

さや

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