高校生の最強遊び人に引っかかった話

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これは去年、私が高校1年生の時に少しの間だけ付き合っていた元彼の実話です。

私は高校の入学式の直後に別れた元彼のことを引きずったままで夏休みを迎えました。
元彼を忘れたくて彼氏が欲しいと言う私に、他校の友達がひとつ上のユウキ先輩を紹介してくれました。
ユウキ先輩とは以前に一度会ったことがあって、その時は彼と私を含めた男女6人でカラオケに行きました。
ユウキ先輩は快く私の彼氏になってくれて、私は優しくしてくれるユウキ先輩をどんどん好きになっていきました。
私の地域で開催されている夏祭りや水郷祭に行って、私はすっかりユウキ先輩を信用してしまっていました。

ところが、私が先輩を好きになって少ししたくらいからユウキ先輩は正体を現し始めました。
高校生なのに居酒屋でバイトしていてテニス部の部長だと言う彼は、私が遊びたいと言ってもいつもバイトや部活が毎日あることを理由にまったく会ってくれず、結局付き合っている期間で会えたのは前述した2回の他にあと1回だけでした。
私が好きといくら言ってもありがとうと言うだけで愛情表現なんかゼロ。
LINEは夏休み中なのに24時間未読無視。
彼が私のことを微塵も想っていないことは明確でした。
私はつらくなって、付き合ってからわずか26日で別れを切り出しました。

後から知った話、毎日バイトと部活は嘘で、バイトはしていてもそんなに多くはなく、部活も少ししかなかったらしいです。
女友達とたくさん遊んだり、私とは頼み込んでも歌ってくれなかったデュエットソングを私の女友達とカラオケで歌っていたとも聞きました。
別れてとっくに一年以上だった最近、ユウキ先輩というその名前すらも嘘だったことが判明し、私はそんなことも知らずにユウキ先輩と呼んでいたことが恥ずかしくなりました。

あれ以来私には彼氏ができていません。
あんなひどい人はもう現れないだろうと思いますが、それもある意味勉強になったと思って男を見る目を育てて自分磨きをして、いつか素敵な彼氏をゲットしたいと思っています。

written by 日向 葵

エピソード投稿者

日向 葵

女性 投稿エピ 13