一年記念日の時の話です。
私は現在大学三年生で、一つ上の先輩とお付き合いをしています。
私達はお互い記念日などをあんまり特別視しない方で、何ヶ月記念日〜などもお祝いしたことがありません。
しかし、私は半年や一年二年など大きな区切りはお祝いしたいタイプだったので、一年記念日には一ヶ月以上時間をかけた手作りアルバムとお揃いのアンクレットを準備していました。
一方、彼はそういったものに疎い人だったので、むしろ一年記念日忘れてそうだな〜と思っていました。
記念日前日、私の家に泊まりにきていた彼は四年生のため勉強中。私はお風呂に入りながら、いつプレゼントを渡そうか迷っていました。
日付が変わる頃にお風呂から上がり、勉強してる彼をチラチラと見ながら渡すタイミングを伺っていました。
すると徐に彼が立ち上がり、急にハグをされました。
「記念日だね!一年間ありがとう」
彼からそんな言葉が出てくると思っておらずとても驚きました。
さらに、プレゼントがあるから、とカバンから大きな箱を取り出しました。開けてみるとグロスやハンドクリーム、ボディオイル、ポーチ...いわゆるデパコスと呼ばれるものが入っていました。
彼はここ最近卒業研究など多忙であることは知っていたため、いつのまに!?という驚きもありました。
「〇〇は肌が弱いから、お店の人に色々聞いて優しいやつ選んできたんだ、もし合わなかったら交換できるって言ってたから教えてね」
肌が弱いことを覚えていてくれたり、その後のことまでしっかりと考え買ってきてくれていた彼の優しさとその笑顔に心底惚れ直してしまいました。
written by スナネコ
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