遠距離スタート

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私:大学4年生
彼:1つ上 大学院生

私と彼は四国の大学に通っており、そこで出会って付き合い始めました。

私は卒業までに祖父母と四国で旅行をしたいという願望がありましたが、だいぶ歳をとった祖父母を1人で安全に観光させてあげられるか心配でした。
その事を彼に相談すると、彼が旅行に協力してくれることになりました。

旅行は私の卒業式の日を含めた3日間。
彼が足腰が不自由な祖父母にも気を配ってくれたおかげで、楽しい旅行となりました。

最終日、私の卒業式。
彼も学校に来てくれて、袴姿で一緒に写真を撮りました。
それ以外は大切な友人達と共に過ごし、その日の夜の便で四国を離れる予定でした。

卒業式以降で会う予定はなかったのですが、彼は空港まで見送りに来てくれました。
展望デッキで2人で話している時、「あまり寂しそうじゃないね」と言われました。
私の就職と同時に遠距離になることが分かっていましたが、正直わたしにはあまり実感がありませんでした。
「また会えるし、電話もできるから平気だよ」
と答え、飛行機に乗るために搭乗口へと移動しました。

乗る前にハグをして
「じゃあね」と伝えて荷物検査へ
でも、ふと寂しくなってもう一度振り返りました。
すると、彼は涙を流しながらこちらを見ていたのですが。
思わず駆け寄ると
顔をぐしゃぐしゃにしながら「寂しい〜」と
その姿が可愛くて
頭をよしよししながら
すぐにまた会いに来ようと思いました。

搭乗時間が迫っていた事もあり、泣いてる彼を置いて飛行機に乗りましたが笑
飛行機の中で私も泣きました笑

遠距離になってからは寂しい日もありますが、連絡を取り合ったり、会いに行ったりして
今でも仲良しです。

written by たーとる

エピソード投稿者

たーとる

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