不意打ちドストライク

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現在交際一年三ヶ月になる彼との、付き合う前の話です。

当時大学二年生だった私は、その日実習のために使う白衣を家に忘れてしまいました。
医療系の大学に通っているため、週に何度かは白衣を着て実習することがあり、忘れた場合参加できない仕組みになっていました。

後輩に知り合いもおらず、唯一の同学科の知り合いは一つ上の先輩。私の好きな人でした。

友達にいい機会なんだから借りなよ!時間ないよ!と後押しされ、私は緊張しながらも電話をし白衣を借りられないからお願いしました。

するとすぐに快諾してもらい、先輩のいる棟に向かうことに。

先輩を目の前にしたらきっと緊張して喋れなくなるだろうから、と頭の中できちんと喋ることをリハーサルしていきました。
(すみません、ありがとうございます!洗って返します!次の講義頑張ってください!程度の簡単なものでしたが笑)

やっと先輩のいる棟に着き、やっと見つけた!と思った瞬間、目に入ってきたのは眼鏡をかけた先輩の姿でした。(初めて掛けてる姿を見た)

私はもっっっっっのすごく眼鏡フェチで大好きだったためそれを見た瞬間、考えていたセリフは全部すっ飛び、頭真っ白、顔面硬直、コミュ障全開、といった感じでした...。

その後の実習は好きな人の白衣を着ていたため当然集中できず...。

先輩にその日電話して会えたこと、眼鏡姿を拝めたこと、白衣を着れたこと、全てが嬉しくて嬉しくて...とっても幸せな日でした。

written by スナネコ

エピソード投稿者

スナネコ

秘密 投稿エピ 9